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アバウト映画公園

映画鑑賞が趣味なアバウト男が、最新作から旧作まで観た映画の感想をゆるくアバウトに書き綴る鑑賞記録用ブログ!!古めの名作よりジャンクな新作が好き。

【感想】バック・トゥ・ザ・フューチャー / あれ?こんなに面白かったっけ!? 親しみやすさ抜群で最高な一作!!!

洋画 【ハ行】 洋画 評価:★★★★★

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あらすじ:友人の科学者ドクの作ったデロリアン・タイムマシンに誤って乗り込んだ高校生マーティが30年前の世界へ。その世界でのドクの協力を得て元の世界へ帰る方法を見つけたマーティだったが、彼には少女の頃の母親に惚れられたために変わりつつある歴史の修復作業が残っていた。(allcinema)

 

製作国:アメリカ 上映時間:116分 製作年:1985年

監督:ロバート・ゼメキス 脚本:ロバート・ゼメキス / ボブ・ゲイル

キャスト:マイケル・J・フォックス / クリストファー・ロイドリー・トンプソンクリスピン・グローヴァー / ウェンディ・ジョー・スパーバー / マーク・マクルーア / クローディア・ウェルズ / トーマス・F・ウィルソン / フランシス・リー・マッケイン 等  

 

今改めて観るBTTF!※最後にネタバレあり

幼い頃に観たっきり記憶の彼方に忘れて来てしまい、それっきり全く観返して来なかったSFアドベンチャー【バックトゥザフューチャー】を、爆音上映のニュースを取り上げたのにも関わらず無性に観たくなり20年ぶりくらいにレンタルにて鑑賞。

今更【BTTF】の感想を書く映画ブログも無さそうだけど、スッカリ忘れててもはや初見くらいのテンションで書けそうなので、いつものように書くことにしました。感想は、

 

面白ぇーーー!最高っ!!!

いやや、こんな良い映画だったんだっけ!?とフレッシュな驚きを隠せないほど良かったですね。忘れやすい僕にとって再鑑賞した甲斐がありました。

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まずは話の構成の上手さですね!『車型のタイムマシンが出来た→事故的に過去にタイムスリップしまう→元の時代に戻るために奮闘する』、

この大枠のストーリーだけでも十分面白く出来そうなのに、そこにタイムスリップして来たことで過去の事実が歪んでしまい、後に自分(主人公マーティ)を産む両親をくっ付かせるというキューピットの役目を果たすミッションが入って来る。

もちろん両親が結ばれなければ末っ子マーティ然り兄と姉の存在さえも消えてしまう、それこそ必死だ。そして目の前に迫るタイムリミット!

イムリミットを設けたのも上手いな〜、映画として時間内にカタをつけなきゃいけないのと、それが元の時代に戻るキーにもなってて。

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クリアしなければならない『元の時代に戻る』&『両親をくっ付ける』2つの課題を抱えながら話を展開し、尚且つごちゃつく事なく、事前に散りばめられた伏線を見事に回収していく手際の良さ。改めて観てもかなりハラハラさせらられた!

子供向けの映画だと軽く舐めてた節があったけど、全然そんな事はなく、これ程『出来た』映画も今考えるとそうは無いなと。もっと早く観直せば良かった〜と後悔するくらい。もし手を付けて無い人がいたらスグにでも観ることをオススメします!

 

魅力的な5人のメインキャラ!

本作、魅力的な登場人物たちも良いのよね。完璧な安定感を誇る漫画の主人公然とした青年マーティに、理解能力が半端なくリアクションがイチイチ面白い科学者のドク、良い男なのにナヨナヨしていじられキャラのお父さんジョージ、異常なグイグイを見せるめっちゃ可愛いお母さんロレイン。

お母さん役のリー・トンプソンはナチュラルメイクのエマ・ワトソンを彷彿とさせるあどけなさで、今見ても素直に可愛い!ちゃんと顔の系統がマーティにも通じるのも良かった。

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それに忘れちゃいけない、ガタイのデカさや面構え含めいじめっ子オーラぷんぷんのジャイアンキャラのビフ。物語のメインどころをこの5人に絞って見せた事で、それぞれにスポットが当たりキャラ立って凄く活き活きとしていた。

 

現在との共通点やギャップ

85年に作られたタイムスリップものだけあって、作品の時代感と今を見比べるのも面白い。

例えば、若かりし父やビフの50年代の髪型は、伊勢谷友介加藤浩次に見られる今流行りのツーブロック的だったり、Tシャツの袖を折る着方もそうだけど、現在のファッションとも一周してリンクしている。

片や50年代の人から見るとダウンベストは完全に救命胴衣にしか見えなかったり、今やスマホで簡単に動画が撮れる時代だけど、マーティが持って来たゴツいビデオカメラに目を輝かせ興奮するドクなど、現在との共通点やギャップを見つけるのも楽しい。

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↑ 終始3Dメガネを付けてる右端のパーティー野郎が気になる… 当時流行っていたのかな?

しかも、タイムマシンのデロリアンのデザインは今見ても俄然カッコイイ!【スター・ウォーズ】とかにも言えるけど、作品自体の面白さや、真にカッコいいデザインは時が経っても色褪せない『不変の良さ』も感じれる。

 

最大のポイントと気になった点

ユーモアたっぷりで音楽もイイ感じに絡み、話も小難しくなく万人が楽しめる『分かりやすさ』と、マーティの人柄にも言える『親しみやすさ』がこの作品の最大のポイントだと思う。
笑って時にハラハラさせられ、それでいて両親のために奮闘するマーティの姿や、唯一の理解者であるマーティを元の時代に戻そうと全力でサポートするドクの姿にホッコリしながらも涙腺が緩む。う〜、最高じゃないか!

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↑【シング・ストリート】のオマージュ元となった演奏シーン。これを改めて観たくて観直したってのもある。

 
ラストの勧善懲悪ってほどでも無いけど、戻って来た85年の家族の姿や部屋の内装・ビフの扱いが、ちょっとやり過ぎて気持ち悪いな〜とは思ったけど、このくらい分かりやすい方がマーティが頑張って来た甲斐もあるか…?

でも、マーティお前それでイイのか!?今まで17年間慣れ親しんだ家族の風貌や人格が変わっちゃってんだぞ!酒に溺れてDVが日常化するクソ家族ならまだ分かるが… 自分だったらかなり戸惑うなと観終わってから思ったり思わなかったり。

 

まとめ

良かった点

  • 間口の広い親しみやすさと分かりやすさ
  • 設定を活かした話運びの上手さ
  • 魅力的な登場人物
  • 今と作品の時代感を見比べる面白さと不変の良さ

悪かった点

  • 観終わって思い返すと気になるところがチラッと

評価:★★★★★  最高!フォーー!

いや〜楽しかった!他にもタイムスリップ先で父と遭遇するスマートな見せ方からの、ビフの「お前ぜんぜん変わってないなw」的な頭をコツコツ小突くやり取りや、黒人の市長の存在はオバマを連想させたり、犬のアインシュタインは30年前は仔犬だったけど、犬の寿命を考えると85年にいるアインシュタインは3代目かな?とか他にも色々あるけど。

あと、本作はVFXの登場前の作品だからCGは一切使われてないんだね。あのCGぽい効果は光学合成と呼ばれるアナログな手法らしいです。

今改めて観直すと新たな発見があるかもしれませんよ?!オススメです!

[ 予告編 ]

 

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