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 ドイツ警察当局によると、同国南部ミュンヘンのショッピングセンターなどで22日午後(日本時間23日未明)、銃乱射事件が発生した。警察当局はフェイスブック上で、異なる3人の人物がライフル銃を持っていて、少なくとも3カ所で銃を乱射した、という目撃者の情報を伝えた。AP通信は警察当局の話として、事件現場では9人の遺体が見つかり、このうち1人が犯人かどうか調べている、と伝えた。

 ロイター通信によると、警察当局は少なくとも10人がけがをした、と発表した。地元メディアの報道として伝えたところでは、犯人の一人がショッピングセンター近くで銃で頭を撃って自殺したという。警察当局は市民に対し、自宅や近くの建物内に避難するように呼びかけている。当局は非常事態を宣言した。

 CNNが目撃者の話として伝えたところでは、ショッピングセンターの向かいにあるマクドナルドのトイレの中で、男がピストルに弾を込めたあとに撃ち始め、店内にいた子どもたちを殺害したという。男が「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と言う声が聞こえたという。