トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

黒田200勝へあす3度目の挑戦 新井300号で援護だ

2016年7月22日 紙面から

あす先発予定の阪神戦へ向けて精力的に投げ込む広島・黒田博樹=マツダスタジアムで(吉澤敬太撮影)

写真

 三度目の正直を−。広島の新井貴浩内野手(39)、石原慶幸捕手(36)が、黒田の日米通算200勝達成へ、攻守で全面援護を約束した。次回は23日の阪神戦。黒田に白星を−。これが合言葉だ。

 「援護したいと思っている。一回負けて今度こそ、と思ってやってダメだった。でももう一回今度こそ、という気持ちで援護したいね」

 新井が選手の思いを代弁した。6日の中日戦は1得点。続く13日の巨人戦は無得点で敗戦した。偉業への重圧が野手陣にあるのか。「そういう気持ちはあるかもしれない」と新井は認めつつ「援護できなかった試合は帰ってこない」と気持ちを切り替えた。

 チームは貯金20、2位・巨人に9差を付けて独走中。最短で26日にマジックナンバー38が点灯する。

 「捕手としても野手としても、なんとか勝利に結びつけるようにしたい」と石原は話し「それがチームのためになる」と続けた。

 残り53試合。節目の記録はもう一つある。新井が史上42人目の通算300本塁打まで1本。広島の暗黒時代を支えたエースと4番。本拠地での同時達成となれば、これ以上ない物語だ。「そうなれば最高ですよね」と新井は笑った。一丸野球での200勝&300号。互いの“通過点”を祝いたい。 (田中政行)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ