人生とすごろくのルールについて
どうも千日です。子どものころにやったすごろく、人生ゲームには『振り出しに戻る』というマスがありました。
このマスに止まらないようにするために、ルーレットを回す手に力が入ったものです。
しかし、今思えば人生に『振り出しに戻る』という選択肢は無いんですよね。
- 生を受ける前に戻る。
- 学校に入る前に戻る。
- 社会に出る前に戻る。
こんな選択肢があったなら…
なんて考えたことのある人は少なからずいるでしょう。
巻き戻せない人生
当然のことながら、人生を巻き戻すことは出来ません。振り出しに戻るというのはゲームの上ではペナルティであり、人生においてもペナルティとして機能します。
つまり、他の人達は順調に人生のコマを進める中で、自分だけが前に進めず、燻っている状態です。
夢を持つということは、挫折のリスクを負うことです。一つの賭けを行うことで、他の人よりも抜きんでる可能性を得ると同時に、失敗したら大きく出遅れる危険を甘んじて受けることなんですよね。
もしも、挫折のリスクを負うことなく、夢を追うことが出来るなら、それはリアルに人生において『振り出しに戻る』を自由にコントロールできる状態だということでしょう。
『こりゃだめだ』と思ったら、夢を追う前の自分に戻ればいいんです。
そんなのは何も面白くない?
いや、面白いでしょう。自分だけが出来るなら。リアル名探偵コナンなんて面白そうじゃないですか(笑)。
人生のゴールって何でしょうね
夢はまた、人生のゴールのように捉えられてます。若い時には夢をわりと簡単に見つけることが出来ます。
若い時って今の自分とは違う自分をリアルに感じられる時代だと思うんです。事実、多くの可能性に満ちています。
夢はもちろんのこと、具体的な志望校への合格や就職先、スポーツや趣味での成果などを夢と言っても差し支えない感じもありました。
しかし、大人になると意識的に持っていなければ、見つけられなくなってくるんですよね。
千日の職場では部署のトップが変わるたびに、そのトップの色が様々な面で反映されます。いくつか前のトップの時には会社のイントラネットに『自分の夢』を書くように言われました。
アホらしい
と思いましたので書きませんでしたが、そういう所が出世できない理由の一つでしょう。
話がそれました。
もしも、運よく夢を達成したとして、その後はどうするんでしょうか?次の夢を追うのでしょうか。
意識の高い人には笑われてしまうかもしれませんが、そんなに追ってばかりじゃ疲れませんか?
ただ、生きているだけではダメなんでしょうか。
夢を持たず老人でもない初老の男が考えるゲーム
じじむさい、と思われるでしょうが『初老』は奈良時代に出来た言葉で、当時の40歳位を初老といったそうです。
奈良時代なら千日はとうに初老を過ぎています。
平均寿命が延びていることから、今だと60歳くらいが初老だと主張する人がいますけど、それには少し懐疑的です。
だって、現代の40代だって奈良時代の40代と同じ期間を生きたんですからね。
- 死期の近さで成熟するのか
- 生きた期間で成熟するのか
表向きには働きざかりですが、個人的には初老として夢を持たずに生きていってもいいかなと思っています。
さて、もしもそんな千日が人生ゲームを作ったら?どんなルールになるんでしょうか。
ぼくの考えた人生ゲーム
人生ゲームのゴールはただのゴールですが、リアル人生のゴールは寿命が終わったことでしょうね。
私が人生ゲームを作るとすれば、最後にゴールした人が勝つゲームです。
ゲームの中には、いろんなイベントがあります。それらをひとっ跳びにやり過ごして、ゴールに達するよりも、出来るだけ多くのイベントを楽しむ。
多くのマスのイベントを経験したことを勝利の要素にするんです。
つまり、こんなルールです。
- 勝者は最後にゴールする人です。
- なので、最後の2人になり片方がゴールした時点でゲームが終わります。
- イベントには楽しいものと、辛いものがあります。
- 辛いイベントを最初に経験した人には保険金が支払われます。
- 保険金は全員が等分に掛金を拠出したゲーム上のマネーを財源とします。
- 保険金は貰えますが、イベントを回避することは出来ません。
- 先にゴールした人の貯めたマネーは、全額が保険金の原資に充当されます。
- 墓場にカネは持っていけません。
以上、千日のブログでした。
《あとがき》
この記事は、お題を下さい千日に きっと誰かの役に立ちます - 千日のブログでお題を募集し、『保険』『すごろく』『ボードゲーム』でブログを書いてみてほしいという目さんのリクエストとルールの説明 - すごろくメモを元に書いたエントリーです。
この記事を公開するプロセスで他に2つほどネタを考えました。
生命保険や医療保険の記事
イタリア旅行関係の保険の記事
ついつい金儲けを考える癖が抜けませんね(笑)。この2つはさすがに応募者様の主旨から外れると思いこの記事になりました。
2016年7月22日
昭和47年生まれの独白カテゴリー
Netflix火花お題「夢と挫折」
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