熊本地震 行方不明の大学生捜索 再開へ

熊本地震 行方不明の大学生捜索 再開へ
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地震で大規模な土砂崩れが起きた熊本県南阿蘇村で、今も行方がわからない大学生をさがすため、熊本県は大規模な捜索を来月上旬をめどに再開する方針を固めました。
熊本県南阿蘇村では、土砂崩れが起きた阿蘇大橋の付近を車で走行していたとみられる阿蘇市の大学4年生、大和晃さん(22)の行方が今もわかっていません。熊本県は、先月1日に現場付近で捜索を行って以降、土砂崩れによる二次災害の恐れがあるとして、捜索を中止していました。

関係者によりますと、熊本県は警察、消防など関係機関と協議した結果、「梅雨が明けて土砂災害などの二次被害の危険性が低くなった」として来月上旬をめどに大規模な捜索を再開する方針を固めました。

捜索は2日間にわたって、車が流されたとみられる川沿いを中心に行われ、阿蘇大橋が崩落した場所については、ドローンを飛ばして捜索を行うということです。

晃さんの父親の卓也さんは「待ち望んでいたことで、嬉しく思います。子どもの手がかりの発見につながるような捜索をお願いできればと思います」と話しています。