【AFP=時事】国際オリンピック委員会 (IOC)は22日、2008年の北京五輪と2012年のロンドン五輪の際に行われたドーピング検査の検体の再検査で、新たに45人が陽性反応を示したと発表した。
IOCは声明で「2008年の北京五輪と2012年のロンドン五輪からの検体に対する第2陣の再検査で、北京五輪の選手30人が『暫定的に違反が疑われる分析報告(PAAF)』、ロンドン五輪の選手15人が『違反が疑われる分析報告(AAF)』の結果となった」と述べた。
「これにより、禁止薬物で陽性反応が出た選手は第1陣と第2陣の再検査を合わせて98人となった」とIOCは述べた。
IOCによると、陽性反応が出た北京五輪の選手30人のうち、23人はメダリストで、陽性反応の出た選手たちは8か国、4競技にわたっていた。また、ロンドン五輪の第2陣での再検査は138人分に上り、陽性反応の出た15人は9か国、2競技にわたっていたという。
IOCは、法的な理由を根拠に、選手の名前は公表できないと述べている。【翻訳編集】 AFPBB News
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