【2016大乱闘 都知事選】主要3候補、早くも「運動量」で大きな差 鳥越氏は演説“1日1回”で体力不安も (2/3ページ)

2016.07.17

 一方、自民、公明与党の推薦を受けた増田氏は15日、赤羽と板橋、池袋の3カ所で街頭演説や練り歩きを行った。

 赤羽では、同地域を地盤とする公明党の太田昭宏衆院議員が、JR池袋駅前では、女性ボーカルグループ「SPEED」のメンバーで、先の参院選で初当選した今井絵理子氏が加わり、支持を呼びかけた。

 党幹部や知名度の高い議員を次々に動員する手法は、組織力で勝る増田氏ならではといえる。陣営では、今後も与党幹部や閣僚の遊説投入を予定しているほか、安倍晋三首相の応援も検討しているという。

 鳥越氏は14、15の両日、いずれも街頭演説は1回ずつだった。圧倒的な知名度を誇っているだけに、すでに「余裕」をみせているのか。

 陣営関係者は「元日弁連会長の宇都宮健児氏が不出馬となり、陣営ではすでに勝利したムードもある」と明かした。鳥越氏は76歳という後期高齢者であり、大腸や肺、肝臓など、がんの手術を4回も受けている。体調面から街頭演説の回数を減らしているとの見方もあるが、民進党関係者は「体力は十分。問題ない」という。

 ただ、13日夜のテレビ朝日系「報道ステーション」や、14日夜のBSフジ「プライムニュース」では、他候補が発言しているときなどに疲れた表情を見せており、体力面での不安は払拭できない。

 

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