トランプ氏、TPP反対を明言…共和党大会閉幕
【クリーブランド(米オハイオ州)=尾関航也】米中西部オハイオ州クリーブランドで開かれていた米共和党大会は最終日の21日、大統領候補に正式指名されたドナルド・トランプ氏(70)が「この国の安全、繁栄、平和を取り戻す」と強調する指名受諾の演説を行った。
大会は4日間の日程を終えて閉幕した。
トランプ氏は、民主党の指名獲得を確実にしているヒラリー・クリントン前国務長官(68)との最大の違いは「米国第一」で「グローバル主義ではなくアメリカ主義だ」と強調。米経済の低迷は「お粗末な貿易協定」に原因があるとし、環太平洋経済連携協定(TPP)は「米製造業を破壊し、米国を外国政府の支配にさらすだろう」として反対の立場を明確にした。「我が国の労働者が損害を被るいかなる貿易協定にも署名しない」と断言した。
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2016年07月23日 00時17分
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