トルコでシリア難民襲撃　クーデター未遂の混乱下

　【イスタンブール共同】トルコで軍の反乱勢力によるクーデター未遂が起きた１５日夜以降、首都アンカラでシリア難民の多数の店舗が襲撃されていたことが２２日までに、難民の話やシリアメディアの報道で分かった。襲撃したのは難民排斥を求めるトルコ人の若者らとみられる。

　隣国シリアの内戦を逃れた難民はトルコに２７０万人以上滞在、各地で地元住民らと摩擦が生じている。エルドアン大統領は今月初め、シリア難民にトルコ国籍を付与する可能性に言及したが反発も出ており、排斥の動きが強まる懸念もある。