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 陸上自衛隊相浦駐屯地(長崎県佐世保市大潟町)は22日、駐屯地内の隊舎で、同僚の漫画単行本約300冊を盗んだとして、西部方面普通科連隊の男性陸士長(21)を懲戒免職にしたと発表した。

 駐屯地によると、陸士長は隊舎に居住。昨年12月から今年5月にかけて、隊員たちが普段使わない道具などを置いている私物庫と呼ばれる部屋から、やはり隊舎に住む同連隊の男性同僚が保管していた漫画本を5回にわたって持ち出し、佐世保市内の買い取り店で売却。代金計約4万円を得て遊興費にあてていたという。

 本がなくなっていることに気づいた被害者が上司に相談し、駐屯地内の警務隊が捜査。5月16日に窃盗容疑で陸士長の身柄を拘束し取り調べていたという。駐屯地によると、陸士長は盗んだことを認めており、被害者とは示談が成立している。