大量の機器点検漏れが発覚した高速増殖炉もんじゅ(福井県)について、運営主体の日本原子力研究開発機構が今年3月末以降、2カ月にわたって必要な点検を放置していたことが22日、分かった。保守管理システムには点検を促す警告が表示されていたが、見過ごしていた。
原子力規制委員会などによると、点検が放置されていたのは原子炉の冷却に使うナトリウムの温度を管理する設備。原子力機構は3月末までに点検する計画だったが実施せず、5月末に点検作業全体を確認する過程で判明した。
2カ月間、警告も見過ごし
大量の機器点検漏れが発覚した高速増殖炉もんじゅ(福井県)について、運営主体の日本原子力研究開発機構が今年3月末以降、2カ月にわたって必要な点検を放置していたことが22日、分かった。保守管理システムには点検を促す警告が表示されていたが、見過ごしていた。
原子力規制委員会などによると、点検が放置されていたのは原子炉の冷却に使うナトリウムの温度を管理する設備。原子力機構は3月末までに点検する計画だったが実施せず、5月末に点検作業全体を確認する過程で判明した。