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柳ケ瀬発展、常に思う 美川憲一さんに聞く

インタビューに答える美川憲一さん=名古屋市内で

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 「柳ケ瀬ブルース」と一緒に憲ちゃんが帰ってくる−岐阜市の柳ケ瀬通商店街で二十二、二十三の両日に開かれるイベントに出演する歌手の美川憲一さん(70)が二十一日、名古屋市内で中日新聞のインタビューに答えた。「柳ケ瀬は青春の場所。皆さんの応援で今がある」と感謝を口にした。

 −「柳ケ瀬ブルース」の発売から、四月で五十年がたちました。

 私にとって、最初のヒット曲で、この歌があるから今の私があると思う。「笑わない、しゃべらない、動かない」の直立不動の私のイメージをつくるきっかけにもなりました。

 −発売直後、柳ケ瀬に、ものすごい数の人が集まりましたね。

 商店街で発表会が開かれる予定だったが、人が集まりすぎて中止になった。それで、会場が商工会議所に変更されたと記憶しています。あのできごとで、さらに人気に火がついたと思う。岐阜から名古屋、大阪、九州。最後が東京だった。

 柳ケ瀬は、私の青春の場所でもあります。流しの音楽家と一緒に歩いて回ったり、商店街を一軒一軒あいさつに回ったり。皆さんに応援してもらい、今につながっている。

 発売前のキャンペーンでは、拡声器を手にミカン箱の上に立ったことも。そんな経験があるので、意外にどんなことも平気です。先日も、茨城県内のキャンペーンで会場に入りきれないファンのために、軽トラックの荷台で歌いました。

 −今、柳ケ瀬が元気を失っています。

 なかなか、訪れる機会はないけれど、常に気にはしています。第二の故郷ですから。二年前、「お帰り、憲ちゃん!」と題したイベントで訪れた時には、歩くスペースがないくらい、商店街の端から端まで人が集まった。何かをやれば集まっていただけると思うんです。そのための応援は、いつでもしたいと思っています。

 (聞き手・北村剛史)

    ◇

 美川さんは二十二日午後六時から、岐阜市のホテルグランヴェール岐山で、歌とトークショー、チャリティーオークションを開く。飲食付き一万二千円。空席あり。二十三日午前十時からは、柳ケ瀬商店街内の旧長崎屋前の特設ステージで「柳ケ瀬ブルース」を歌った後、近くのお化け屋敷のオープニングセレモニーに参加する。

 

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