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【日本の議論】
「さよならと言ったら声掛け事案だというのか?」警視庁“不審者情報メール炎上事件”の顛末
声掛けは、誘拐や性犯罪など重大事件につながりかねない。
子供の防犯に関する研究を手がけるセコムIS研究所の舟生(ふにゅう)岳夫主務研究員は、「不審者も大きな騒ぎにしたくない。無理やり連れ去るのではなく、子供がついてくるよう仕向けるため、まずは声を掛けて興味を引くケースが多い」と分析する。
「子供に『あいさつを返しましょう』と教えるのは大事だが、道を詳しく聞かれたりついて来るよう言われたりしたら、はっきり断るように注意しておくべきだ。警察からの不審者情報が自宅近くの案件だったら、改めて子供に注意を促すきっかけにしてほしい」と話している。