空自のステルス戦闘機F35 10月から米で納入へ

航空自衛隊の次期戦闘機として導入が決まっているステルス戦闘機のF35について、航空自衛隊トップの杉山良行航空幕僚長は、22日の定例会見で、ことし10月からアメリカで納入が始まり、現地でパイロットの訓練を行うことを明らかにしました。
防衛省は航空自衛隊の次期戦闘機として、アメリカなどが共同開発するステルス戦闘機・F35を42機導入する計画で、早ければ来年度にも青森県の三沢基地に配備が始まる予定です。
これについて、航空自衛隊の杉山航空幕僚長は、22日の会見で、ことし10月から来年3月にかけて、アメリカで合わせて4機納入され、アリゾナ州にあるアメリカ空軍の基地でパイロットの訓練を行うことを明らかにしました。
そのうえで、「F35はレーダーで捕捉されにくい高いステルス性のほか、複数の戦闘機で情報を共有できる特徴があり、航空自衛隊の能力がかなり高まる」と述べ、導入の意義を強調しました。
F35は1機当たりの金額が180億円余りで、防衛省では今年度の予算に6機分の購入費として1084億円を計上しています。