ポケモン 鉄道会社も注意呼びかけ

ポケモン 鉄道会社も注意呼びかけ
「ポケモンGO」の日本での配信が22日から始まったことを受け、JR東日本は歩きながらのゲームはほかの利用客との衝突やホームからの転落などにつながりかねないとして、注意の呼びかけを始めました。
このうち1日およそ150万人が利用するJR新宿駅では、きょう午後、職員2人がホームの壁にゲームは通行の妨げにならない場所で立ち止まって使用するよう呼びかけるポスターを張り出しました。
JR東日本では今後、関東と東北地方などの主な駅に順次、ポスターを掲示するとともに構内放送でも注意を呼びかけることにしています。
JR東日本サービス品質改革部の鈴木寛幸課長は「ポスターや放送を通じスマートフォンの『ながら歩き』に対する注意の呼びかけを強化したい」と話していました。

大阪市営地下鉄の駅のホームでも呼びかけ

スマートフォン向けゲームアプリ「ポケモンGO」の日本での配信が始まったのを受け、大阪市営地下鉄の駅のホームでは、歩きながらスマートフォンを操作しないよう駅員が呼びかけています。
大阪市交通局は、「命にかかわる事故が起きるおそれがある」として、市営地下鉄の車内放送で、歩きながらスマートフォンなどを操作しないよう呼びかけているほか、ホームの柱や壁に注意を促すポスターを貼っています。
こうしたなか、「ポケモンGO」の配信が始まったことから、市交通局は、事故防止の取り組みをさらに強化することになり、御堂筋線・梅田駅のホームでは、駅員がマイクを使って、「大変危険なので、歩きながらスマートフォンを操作するのは控えてください」と呼びかけていました。
今後は、ホームに設置された電光掲示板にも注意を促すメッセージを表示するようにするほか、市バスのバスターミナルにもポスターを貼る方針です。
大阪市交通局の村井正登さんは、「スマートフォンを見ていると、周りの景色が見えなくなり、ポケモンを捕まえようと、電車に向かって突進していくことも考えられます。ホームでの『歩きスマホ』は絶対にやめてください」と話していました。