ドーモ、arimoです。
このたびステッカー作成大使に任命されまして、IllustratorというAdobeのソフトを駆使して発注するまでのまとめをつづります。
今回発注した商品はこれです。http://www.graphic.jp/lineup/ondemand/sticker.php
入稿から5営業日で発送してくれるのですごいです。
作り方の注意はhttp://www.graphic.jp/technical/data_goods/sticker.phpに書いてありますがよくわからない。
0,準備編
まずステッカーにしたいロゴのaiデータがあります。ない場合はどうしようもないのでがんばって発掘するか、ご自身で作ってください。
ウィンドウ>レイヤーでレイヤーウィンドウを表示させて、右下のゴミ箱の隣の新規レイヤー作成ボタンを2回押してレイヤーを2つ作ります。
レイヤー名のところをダブルクリックして、デザイン(元のai)、ホワイト版、カットパスと名前を変えてわかりやすくします。
透明塩ビのステッカーを作る際にホワイト版というものがないと、白くしたいところが透明になってしまうので作る必要があります。たとえばチーノくんの目玉とかです。チーノくんの目玉が透明になると貼ったときにかなり恐ろしい仕上がりになります。ホワイト版といいつつ黒いシルエットのような画像のレイヤーです。
カットパスというのはシールをはがすときの切り込み線です。
1,ホワイト版レイヤーにロゴをコピーします
デザインレイヤーにいる状態で、command+Aで全選択するか、左上の黒い矢印(選択ツール)をクリックして全体を囲うようにドラッグします。
すると全部のオブジェクトが選択されている状態になるので、command+Cまたは編集>コピーでコピーします。
レイヤーパネルで「ホワイト版」をクリックして、編集>同じ位置にペーストをすると、同じ位置にロゴがコピーされます。
2,ごちゃごちゃしたところをくっつけて、黒くしてホワイト版を作る
ごちゃごちゃしたチーノくんのところを黒い矢印(選択ツール)で選択します。
線とか色とかがいっぱいあってわけがわからないところはとりあえず選択します。shiftを押しながらクリックすると選択が追加されたり、選択が解除されたりします。
ウィンドウ>パスファインダーでパスファインダーパネルを表示させて、一番左上の四角が2個くっついているアイコンをクリックします。
選択したところがくっつきました。色を黒にしなければならないので左下の色四角と白斜線があるところの色四角(ここではピンク)の部分をダブルクリックします。カラーピッカーで黒にします。
「ツチノコブログ」の部分も選択ツールで選択して先ほどと同じようにカラーピッカーから黒にします。
3,ホワイト版をグレースケールに変換して確認します
グレースケールでないとダメだとサイトに書いてあったのでいちおうグレースケールに変換します。
黒い部分を全部選択した状態で、編集>カラーを編集>グレースケールに変換
ウィンドウ>カラーでカラーウィンドウを表示させ、
カラーの下の四角が斜線と黒と白のみになっていることを確認します。
レイヤーの順番をカットパス、デザイン、ホワイト版の順にします。ドラッグで重なり順が変えられます。
チーノくんとロゴを別々に処理しないで、最初から全部選択してパスファインダーでくっつければいいじゃんと思っていたのですが、そうするとDMMのDの穴とブログのロの穴も埋まってしまうので、分けています。(Dとロの穴は透明にしたいためホワイト版がいらない)
4,地道にカットパスを作ってシールの切れ込みを指定する
手順1と同様に、「カットパス」レイヤーに「ホワイト版」レイヤーを全選択したものをコピー、同じ位置にペーストをします。
わかりやすいように「デザイン」と「ホワイト版」のレイヤーの左側にある目玉アイコンをクリックして、非表示にしておきます。
オブジェクト>パス>パスのオフセットを選択し、
オフセット2mm(ロゴの位置から2mmぐらいのところを切り取り線にしたいため。用途に応じて変えてください)
角の形状をラウンドにしてOKを押します。
モコモコしたのができます。
左下の色四角と白斜線があるところの入れ替え矢印を押します。
モコモコの何かが線と中身に分かれます。再度選択ツールで全選択して、オブジェクト>グループ解除をします。
中身だけを選択ツールで選択し、deleteボタンで削除していきます。
ポチポチ消していって、こんなかんじでモコモコの線だけになります。線は削除しないように気をつけてください。
線だけになったら全選択して、パスファインダーで一番左上の四角が2個くっついているアイコンをクリックします。
カットパスの原型ができました。
5,カットパスの整形をする
Dのところに余分な線があるので「アンカーポイントの削除ツール」で削除します。
選択ツールの2つ下にあるペンツールを長押しするとマイナスのついたペン先が出てくるのでそれでアンカーポイントをクリックして消していきます。
白い四角を探して、ポチポチ。いずれ消えます。
こういう鋭利なところや込み入ったところがあると、うまくカットできないのでアンカーポイントの削除ツールでなめらかにします。
数個アンカーポイントを削除するとこんな感じでなめらかになります。
気になる部分を削除してきれいにします。
「デザイン」レイヤーと「ホワイト版」レイヤーの左にある目玉を表示させて保存して、完成です!



















