アンセム
たまたまYoutubeで兄ギャラガーとblurのメンバーとポール・ウェラーが
一緒にblurの曲やって、客が一緒に歌ってるの見て
こういうのっていいなって思った。
OASISもblurも好きじゃないけど(別に嫌いでもないけど)
こうやって同じ時代の人が集まって、その時代の曲やって
客もみんなその曲を知ってて一緒に歌ってる、
そんな情景はすごくいいなと思う。
(イギリスの客って歌いすぎじゃね?という話は置いといて)
日本にもそういったアンセムのような曲はあるのかもしれない、
きっと昔の歌謡曲なんかには多くあったのだろうけど、
オルタナティブなシーンがオルタナティブなままで留まっている国なので
自分が思い入れを持っている曲を知ってる人が少なくて
イギリスのような音楽が大きな力を持った国はちょっと羨ましい。
自分がどこかのシーンにいたと言えるとしたら
それは2000年前後の下北シェルター辺りのシーン、
ZKやレスザン、あるいは北海道のバンドが集まっていたシーンで、
あのシーンのアンセムと呼ぶような曲は
eastern youthの「青すぎる空」、bloodthirsty butchersの「7月」辺りだろうか。
cowpersの「curve2」なんかもそうかな。
あのシーンはいつの間にか失くなってしまったような気がする。
もちろん自分がライブハウス行くようになる前からあったシーンだから
それがどういうものだったのか自分にはよくわからないし、
それぞれ活躍してるバンドはたくさんいて
時代を共にした絆みたいなものはいまもあると思うけど、
大きなシーンとしてはいつの間にか消えてしまっていた気がする。
たとえばcowpersが東京に来る度に
イースタンだったりあの辺のバンドのメンバーが
当たり前のように客席で観ていた時代の空気は。
当然時代も変わり、それぞれのバンドも同じ場所に留まりはしないわけで
そういうもんなのかもしれないけど。
いま思えばZKがなくなった辺りから変わっていったのかな。
井手さんの逮捕を機にあのシーンが失くなっていったんだとしたら
それはそれで、らしくって笑っちゃいそうなものではあるけど。
いまでもレスザン周辺では(良くも悪くも内輪ノリではあるけれど)
濃密なシーンが築かれていると思うけど、
自分がいたあの時代のバンドやメンバーが
多く集まるような機会はあるのだろうか。
あの頃ライブハウスに集まってたガキどもが
いいおっさんになって、客席でニノさんのベースに歓声をあげて
みんなで青すぎる空を歌っているような情景は。
だけどオルタナティブなままで終わったちっぽけなシーンだから
そんな大団円を迎えなくてもいいのかもしれない。
それよりも、たとえば街中で歩きながらipodでもシャッフルさせてたら
ふと「2月」の前奏が聴こえてきて
なんだか目の前の景色が胸に迫ってきて
泣いてしまいそうになるようなとき、
もしかしたら同じ街角にそんな人が他にもいて
当然気付くこともなく、うっすらと目に涙を浮かべながら通り過ぎていく。
そんなかすかな情景のほうが、あのシーンには似合ってるのかもなあ。
スポンサーサイト