藤原学思
2016年7月22日15時18分
東京都八王子市の傷害事件で東京地検立川支部が誤認起訴した問題で、公訴取り消しの決め手となった逃走車両のドライブレコーダーについて、警視庁八王子署が「事件直後に確認しようとしたが、パスワードがわからずできなかった」と説明していることが関係者への取材でわかった。地検と警視庁はずさんな捜査の経緯について調べる。
事件は2014年1月22日未明、JR八王子駅近くの繁華街で発生。男性2人が外国語を話す複数の男らに相次いで殴られるなどして負傷した。
関係者によると、発生直後に逃走車両の目撃証言があり、同署はナンバーなどからタクシーを特定。捜査員がタクシー会社を訪ねてドライブレコーダーの映像を確認しようとした。だが、その際はパスワードを知る人がおらず、閲覧できなかったという。その後、捜査担当者が異動するなどして、ドライブレコーダーの存在が引き継がれなかったという。
同署は今年3月になって目撃者…
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