「ポケモンGO」配信開始で関連株売買活発

世界中で人気を集めているスマートフォン向けのゲームアプリ、「ポケモンGO」の配信が日本でも22日から始まったことを受けて東京株式市場では関連する銘柄の売買が活発となりました。
このうち、開発に関わった大手ゲームメーカーの「任天堂」の株式は、ポケモンGOの配信が伝わると買い注文が集まり、株価は一時、率にして6.9%上昇しました。その後は利益を確定する売り注文も出て「任天堂」の22日の終値は21日より220円、率にして0.7%高い2万8220円でした。これはアメリカで配信が始まった今月6日の終値、1万4380円と比べてほぼ倍になっています。
また、1日の売買代金は東証1部全体の29%となる7260億円で、2日前に更新した個別銘柄としての過去最高額のおよそ7300億円に迫る高い水準でした。このほか連携したサービスを展開する外食大手「日本マクドナルドホールディングス」の株式も、21日より145円、4.1%上昇しました。市場関係者は「ポケモンGOに関連する銘柄はこれまで期待が先行して買われていて、すでに株価は高い水準にある。投資家は今後、どこまで配信数が伸びるのか、会社の業績にどの程度影響を与えるのか注目している」と話しています。