水遊びの5歳溺れて重体…那須塩原のこども園
栃木県那須塩原市は21日、同市の認定こども園のプールで、水遊びをしていた女児(5)が溺れ、意識不明の重体になったと発表した。同市は学識経験者らによる検証委員会を設置して事故原因を究明する。
同園によると、事故があったのは今月11日。午後1時ごろから園児33人がプール(縦9.5メートル、横5.5メートル、水深最大65センチ)で水遊びを始めたが、約10分後、現場にいた2人の職員のうち1人が水中でうつぶせの状態で溺れている女児を見つけたという。
女児は職員の救護処置で呼吸を取り戻し、病院に搬送されたが、意識は戻っていないという。
同園は幼保連携型の私立こども園。0〜6歳の164人が入園し、職員は38人。同園の園長(50)は「事故を起こしてしまい、責任を感じている。二度と起こらないように対策を取っていきたい」と話している。【柴田光二】