CM撮影のスタジオで16人が体調不良訴え搬送

CM撮影のスタジオで16人が体調不良訴え搬送
k10010604161_201607220631_201607220632.mp4
21日夜、川崎市にある撮影スタジオで、コマーシャルの撮影をしていたスタッフ合わせて16人が発熱や関節の痛みなどを訴え、いずれも意識はありますが、病院に運ばれました。スタジオでは撮影前に床にペンキを塗る作業が行われていたということで、警察が詳しい原因を調べています。
21日午後8時20分ごろ、川崎市宮前区にあるレンタルの撮影スタジオで、利用者の男性から「気分が悪くなった人がいる」と消防に通報がありました。
消防が駆けつけたところ、コマーシャルの撮影でスタジオを利用していたスタッフ27人のうち、23歳から41歳までの男女合わせて16人が、発熱や関節の痛み、倦怠感などを訴え、市内の病院に運ばれました。16人はいずれも意識はあり、中等症と診断されたということです。
消防によりますと、このスタジオでは21日午前中、撮影の準備のため床に水性のペンキおよそ10リットルを塗る作業が行われ、午後になって体調不良を訴えるスタッフが出始めたということです。
21日夜の消防の調査では有毒なガスの成分は検出されなかったということですが、撮影中、十分な換気をしていたかなど、警察が当時の状況や詳しい原因を調べています。