東京五輪 選手村予定地でテロ対策訓練

東京五輪 選手村予定地でテロ対策訓練
バングラデシュで日本人7人が殺害されるなど、世界各地でテロが相次ぐなか、東京オリンピック・パラリンピックの選手村の予定地周辺でテロ対策訓練が行われました。
訓練は、警視庁の警察官などおよそ70人が参加して東京・中央区の東京オリンピック・パラリンピックの選手村の予定地周辺で行われました。東京湾で不審な船が見つかったという想定では、海上保安部の巡視船が停船するよう警告したものの従わず危険性が高いとして、銃撃するまでの手順を確認していきました。
また、選手村で立てこもり事件が発生したという想定では、機動隊の銃器対策部隊がテロリストを制圧する訓練が行われました。
訓練のあと、警視庁月島警察署の佐藤善亮署長は「あらゆる事案を想定して訓練を積み、いざというときに対処できるようにしてもらいたい」と訓示しました。
警視庁は、来週行われる隅田川花火大会でも警備に当たる警察官を増員するなどテロへの警戒を強化しています。