「土用のうしの日」前に ウナギ味のナマズ販売へ

「土用のうしの日」前に ウナギ味のナマズ販売へ
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今月30日の「土用のうしの日」を前に、価格が高騰するウナギの代わりに近畿大学の研究グループが開発したウナギの味に近いナマズが大手スーパーで初めて販売されることになり、商品発表会が開かれました。
このナマズは、近畿大学の水産・食料戦略分野の研究グループが養殖用の稚魚の減少で価格が高騰しているウナギの代わりにしようと開発を続けています。このナマズが初めて大手スーパーの店舗で、23日から販売されることになり、東京・品川区の店舗で報道関係者向けの商品発表会が開かれました。研究グループは川や湖で育つナマズを、地下水で育てることで特有の臭みをなくすとともに、脂分をより多く含む餌に使うことでウナギのように脂が乗った味に近づけたとしています。この大手スーパーでは、このナマズをかば焼きにして、半身1枚、1480円で販売します。研究グループの有路昌彦教授は「スーパーで販売できるようになって本当にうれしく、第一歩を踏み出したと思う」と話していました。このナマズは、23日と24日、それに土用のうしの日の今月30日の3日間、大手スーパー「イオン」の本州と四国を中心とした最大で121店舗で、数量限定で、販売されるということです。