【畑史進コラム】
またポケモングッズで実用的なものが出てしまった…【拡大】
今回はあるゲームが日本でのリリース前に末永く楽しんでもらえるよう前持って警笛を鳴らすものである!
先日アメリカでは「ポケモンGO」というスマートフォン向けのゲームが配信された。ゲーマーからすればついにあの任天堂がスマホゲームをいよいよ本格的にリリースすることになったのかぁ…というある種の寂しさを感じるところがある。簡単に話をすれば、GREEの「ドリランド」の課金ガチャゲーム方式を当時の社長岩田聡氏が暗に批判して「ある一定層の」ゲーマーたちから大きな指示を得た。
まぁまだ当時は携帯電話のゲームでさらに基本プレー無料というスタイルは斬新だったので多くの人が飛びつき、ゲームの実態のえぐさに国から直々のメスが入る結果になってしまったのは記憶に新しいだろう。これ以降、法律の目をかいくぐってさまざまな二番煎じのゲームが台頭し、スマートフォンの台頭によってさまざまなジャンルのゲームが出てきたが、基本的に大量の札束を電子の何かに変えて延々とガチャを引き続けるという構造は変わらない。まぁ違うカードを五枚集めて真のレアカードが手に入るなんていう「エクゾディア」的なシステムが無くなっただけまだ良いほうなんだろうが。
しかし任天堂も大企業の一つなわけで世の中のゲームビジネスが課金や、追加コンテンツへシフトしていくとその波にはあらがえず、徐々に自社のゲームにそれらのビシネスシステムを取り入れていった。余談だが多くのゲーマーには「ダブスタ」などさまざまな批判が飛び交うことになってしまったが、任天堂が人気ゲームを販売してから付随する外部コンテンツを売りだしている過去を考えれば何の不思議に思うことはないものだが、取りあえず揚げ足とりで批判せずにはいられないのだろう(そもそもポケモンに関して言うならミュウという忌まわしい存在もあるというのに何を今更)…。