これ読んでました。期待以上の出来でした。冒頭から最後まで陰鬱な気分で読めます。公開情報だけじゃ足りないと、日経ビジネスがサイトで内部告発募集し、それを基に独自取材してます。はっきり言って、経団連企業ですが新興のクソ株以下です。 pic.twitter.com/8GTwlKlXds
— たにやん (@t_taniyan) 2016年7月21日
東芝 粉飾の原点 内部告発が暴いた闇
昔「東芝も『粉飾の論理』みたいに、客観的な立場で取材した本が出て欲しい」って書いたことありますが、充分期待に応える出来でした。ガバナンス関連の弁護士、現役で監査してる会計士、決算で数字足りずに駆け回ったことのある経理や経営企画なんかは、反面教師として学ぶところ多いのではと思います
— たにやん (@t_taniyan) 2016年7月21日
いきなり出だしが、WHの過年度決算が赤字だった事をつかんだ記者が東芝に電話するところから始まります。そこからは日経BPが意図したように話が進みます。
— たにやん (@t_taniyan) 2016年7月21日
不正会計のSESCへの内部告発は女性社員の方だったようですね。 pic.twitter.com/Q0nAJSMzkY
「取材源の秘匿のため所属組織のPC及び携帯電話から回答しないでください」ってのが戦時体制ですね。
— たにやん (@t_taniyan) 2016年7月21日
経理が「チャレンジ」する様子が生々しく描かれています。「子供の教育費とローンがあるし辞められない。異動までなんとか耐え忍ぶ」 pic.twitter.com/irYtLjRsv8
度重なる「リーク&一部報道について」芸は、世間の反応うかがって報告書に書く内容の落とし所探ってたんですね。案の定でしたが。 pic.twitter.com/OGhnbqGPzJ
— たにやん (@t_taniyan) 2016年7月21日
読んでる時はクソ株で敗戦処理やってる時のこと思い出してページ閉じたくなりましたよ。会議での激詰めの様子や、リストラされた社員の面談の様子なども描かれています。
— たにやん (@t_taniyan) 2016年7月21日
山
一證券も東芝も、ある時、カリスマというか思い切った勝負に出る経営者が現れ、大きな投資が裏目に出た時、その後の年功序列で来たイエスマン経営者が隠蔽
し続け、取り返しがつかないほど損失が拡大する、ということか。カリスマ(サイコパス)+年功序列の最悪の組み合わせが招いた悲劇か。
— 竹内健 (@kentakeuchi2003) 2015, 12月 27
・数字が足りない
— たにやん (@t_taniyan) 2016年5月2日
・利益が少ないので充分な投資ができない
・他社との競争から過剰なノルマなどの負荷
・無理な要求が全社に。諦めの雰囲気
・粉飾や不祥事やむなし、と手を染め始める
・隠蔽しようと頑張る
・隠しきれなくなり、ばれて大事になる
東芝がアレなのは事実だけど、今の日本の大企業で薄氷の上でタップダンスしてるところは他にも一杯あると思うわ。
— 焼き魚@後悔は死んでからすればよい (@roast_fish_koge) 2016年7月21日
赤字から黒転する時とかよくあるけど、このはかったようにぴったり予定通り決算着地させて止めた時の感覚って、楽しみの一つでもありますが、だいたいにおいてそういう時って控えめに言って修羅場です。
— たにやん (@t_taniyan) 2016年5月12日
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