2016-07-22
■ネーミングは難しい 
とある事情で新しいネーミングを考えなければならなくなった。
基本的にネーミングはニガテだ。
疲れるし、商標も調べなくてはならないからだ。
コードネームひとつとっても気を使う。
それでいて、他人任せにしたくないのがネーミングだ。
なぜかというと、それが自分の名刺になる可能性もあるからだ。
本のタイトルで揉めることは少ない。
基本的に本のタイトルは編集者の人がつけるもので、よほど内容とかけ離れてなければ僕はそこに文句を言ったりしないことにしている。それはもう、職業的カンの世界だからだ。
ネーミングをする方法は4つある。
ひとつは、それをあらわすそのまんまの名前。
機能だったり特徴だったりをそのまんま表現する。
これは比較的簡単だ。
たとえば深層学習用のワークステーションだからDEEPstation。すごく簡単。
深く考えたくない時にはこういう名前になる。
ただしこのやり方の欠点は、音節数が多くなったり、2つ以上の単語をつなげるため名詞として弱くなったりするところだ。
もうひとつは、関係ない単語を使う。頭字語(アクロニム)にする場合もある。
たとえばenchant.jsとか、9leapとか。
enchant.jsはプログラマーの子がつけたファイル名そのままだった。
このやり方の欠点は、商標がとりにくくなること。
あたりまえの英単語とか一般名詞とかを使うので商標が余ってるケースが少ない。
次の方法は、どうにかして一語にまとめて、それをいじる方法。たとえばflickrは通常ならflickerという単語のeを取ったことで個性を出した。しかしこれはドメインスクワッターとの戦いになりがちなのでそれはそれで厳しい戦いだ。
最後の方法は、原則として商標をとることを諦めて一般名詞を使う。
たとえばEclipseは、商標をとることを放棄している。日本ではソフトウェアにあたる42類にEclipseが登録されており、もちろんそれはIBMではない。
国内ではEclipseで43件の商標が登録されており、まともにやりあえばIBMはEclipseを商用展開できないところだが、フリーソフトなのでかろうじて免れている・・・かもしれないけどリスクがある。
外資系ならそれでもいいかもしれないけど国内の会社はなかなか・・・
ということでネーミングは難しい。
後藤貞祐さんはVAIOという名前を一発で思いついたらしいが、その高みにはまだまだ到達できそうもない
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