平成25年7月から翌年26年12月までの約1年半の間利用できなかった首都高八重洲線が開通して
すでに半年以上経過しました。
今年になってこの八重洲線ルートを通るたびに
人々はこの路線が開通していることを知っているのだろうか???
そう思うほど,いつ通過しても車の数が極端に少なく閑散としています。
箱崎ジャンクション付近の慢性的な渋滞で
それが神田橋あたりまで延びることが多く
特に首都高都心環状線から5号池袋線に抜けて行く区間は上下線とも
この八重洲線開通によってかなりストレスなく通過できるようになったのは事実です。
また、
都心環状線銀座、京橋経由でいきますと、
結構カーブがあって、橋脚の下をくぐる時にいくつかの分岐があらわれることから
高速走行するには安全面での心配がありますが、
八重洲線を使うと、大きなカーブがあるだけで
ほぼ直線コースで見通しもよく、しかも交通量が圧倒的に少ないために
時間も短縮できるのです。
これは活用しない手はないでしょう。
羽田空港⇒東京駅 送りの仕事
さて、この日午前中に配車された指示書を見ると
羽田空港11時35分着スターフライヤーで来られるお客様をお迎えし
東京駅八重洲口送りとなっていました。
備考欄には
東京駅13:08分の新幹線に乗る予定と付け加えてありました
こういった時間指定がなされている場合は
普段以上に用意周到に準備をするというのがセオリーですよね。
当然、高速道路の渋滞情報はきちんと押さえるのですが
今回の場合
12時には出てこられるでしょうから
羽田から東京駅まで混んでいても1時間はかからないだろう・・・
そう思っていました。
経路の組立
ではどういう経路でいくかです。
私の頭の中でのシュミレーションでは
東京駅八重洲口に最近になって
ようやく車寄せらしきものができたので、(2014年7月20日現在)
そちらへご案内するつもりで、
何もなければ空港中央から湾岸線を使い
レインボーを渡って都心環状線京橋で高速をおりるコースで東京駅に向かうという予定を先ず立てました。
ただ、その日は朝から空模様があやしく
いつ雨が降ってもおかしくない天候でした。
「ゲリラ豪雨」ともなれば八重洲口だとお客様がびしょ濡れになる・・・
そうなった時に備え、首都高の八重洲出口にご案内することも考えておかなければ・・・
実際に行ってみよう・・
実は、私
通過したことは何度もある首都高八重洲線なんですが
高速の八重洲出口で降りたことがありませんでした。
ですから私の潜在意識の中には、
一度は行ってみなければ・・・
という気持ちがありました。
ところが、実際には東京駅の迎えであれ、送りであれ
丸の内口か、最近では日本橋口が圧倒的に多く
八重洲口といっても、駅工事中の期間 外堀通り沿いの駅前横断歩道あたりで無理くりに横付けして乗降車させていました。
それに、通行不可の期間が1年半も続けば
経験がないために首都高八重洲出入口を使う発想さえなかったわけです。
しかも、あそこはパーキングと直結していて
外に出る時に駐車料金が必要あること
車高の制限(2.1mまで)もあるんですね。
よっぽどのことがない限り
なかなか行きづらい場所になりますよね。
しかし、ちょうどこの機会だから
今後のことも考えると、
突然利用するような羽目になってもよいように
これは一度直接行って、自分の目で確認しておいた方がよさそうだ・・・
そんな気持ちにさせられて
私は営業所を出ると、新橋から会社線に入り
八重洲線を通って羽田空港に行くことにしたのです。
目の前に現れた八重洲口 車寄せ
八重洲線に入る料金ゲートを通過すると車は八重洲トンネルに吸い込まれていきました
そして、車を減速しながら八重洲出口へとハンドルを左に切り
さらにブレーキをゆっくり踏みながら減速していくと前方左手に
丁度地下鉄のホームのような車寄せが現れました。
上の写真を見てお分かりのように
この場所では、乗客を降ろすのみとなっていることがわかります。
外に出るためにはこの場所より手前にある駐車場の入口から入らなければなりません。
人気はまったくなく
この出口を利用しよとする車も入ってきません
まるで廃墟と化した地下駐車場にいるような感覚
看板をみると
「ここからの乗車はできない」と小さく示してありますね。
この車寄せ両端にはそれぞれ鉄の扉があって
一旦外に出て扉を閉めてしまうと開かなくなるしくみになっていました。
ですから東京駅八重洲地下街からは降りてこられないようになっており
従って敢えて案内の表示もないのです。
実際に降りて確認
車寄せに車を横付けし、降りてその扉までいくのに
約20メートル弱は歩かなけらばならないでしょう。
初めて降りたたった時に
一瞬どこに扉があるのかわからず
きょろきょろと見回して、端っこのほうにある鉄扉が目に入ってくる
といった具合です。
しかし、何と殺風景なんでしょうね。
まるで隠し扉のある抜け道のような場所
こんなとこころでお客様を下ろしてご案内するには忍びない・・・
この八重洲口は神田橋方面から来る場合も同じようなシチュエーションになっています。
高速を出なくても乗客を降ろせる場所
なんて、言ってるのですが、
元の場所に戻ろうなら、都心環状線をぐるっと回っていかなければならないのは言うまでもありません。
丁度羽田に向かう時間帯が比較的すいていたからこそできた「地理研」でした。
続く・・・
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