21日午前11時20分ごろ、佐賀市水ケ江3の龍谷高の部室棟(鉄筋コンクリート2階建て延べ約480平方メートル)の1階から出火。野球部の部室約15平方メートルを半焼して間もなく消えたが、焼け跡からたばこの吸い殻が見つかった。佐賀広域消防局によると、部員の一部が「たばこを吸った臭い消しのため蚊取り線香の火を付けたまま部室を出た」と話していて、蚊取り線香の火の不始末が原因の可能性もあるとみて調べる。
同消防局や県警佐賀署などによると、焼け跡からは、燃えた着替えや教科書の他、たばこの箱や吸い殻約20本などが見つかった。この日は午後0時半からの試合に備えて朝から同校グラウンドで練習していたという。
同校は昨夏の甲子園出場校で、今年も21日の県大会準々決勝でベスト4入りを決めたばかり。部員の喫煙が判明すれば今後の出場に影響する可能性もある。【池田美欧、松尾雅也】