日本では延期となってしまった「ポケモンGO」ですが、混乱に乗じて偽アプリがApp Storeで1位を獲得する事態が発生しました。
勘違いさせるためにあの手この手
iPhoneからApp Storeを確認すると、1位の座を占めているのは「Pokemon go go go」という紛らわしいアプリ。続く2位にも「GoSnaps」と、本物と勘違いさせる気満々のアプリが上位を独占しています。
さらにこの「Pokemon go go go」を詳しく見てみると、真っ先に目に飛び込んでくるのは、どうみても本物の「ポケモンGO」から剽窃したと思わしきスクリーンショットです。2枚目はかなり怪しげですが……。
当然レビューは酷評のオンパレードとなっています。
凶悪なマルウェアが仕込まれている可能性も
「ポケモンGO」を装った偽物については、Google Playですでに見た目は本物と同じものの、インストールする際に本来は必要ない電話帳やメールの送受信の情報にアクセスする許可を求めてくるものや、ダウンロードするとスマートフォンからロックアウトされ、延々とバックグラウンドでアダルトサイトの広告をクリックし続ける「Pokémon Go Ultimate」など、様々な有害アプリが報告されています。
IPAからのお知らせです。
「#ポケモンGO」について「非公式のウェブサイトからダウンロードできる」という情報が拡散しているようですが、これは大変危険です。
スマホのアプリは信頼できる公式マーケットなどから入手するように心がけましょう。
(正式提供が開始されるまで待ちましょう)— IPA(情報処理推進機構) (@IPAjp) July 21, 2016
また、Twitterなどで「非公式にダウンロードできる」とされたアドレスを経由してインストールしたアプリにはマルウェアや不正なプログラムを含んでいる可能性があると、IPA(情報処理推進機構)も注意を促しています。
「日本国内では週内にリリース」と言われながらも、現時点では新たな動きを見せていない「ポケモンGO」ですが、公式リリース時に無事にプレイするためにも、おとなしく発表を待つのが正解ということでしょう。
Source:WSJ,NHK
(kihachi)