2015年の世界大会でのロシアのシンクロチーム。この大会でも不正があったと断定された【拡大】
【ロンドン19日】世界反ドーピング機関(WADA)は18日にカナダ・トロントで会見し、2014年ソチ冬季五輪などでロシアのスポーツ省が主導して同国選手の禁止薬物使用を隠蔽する国ぐるみの不正が行われていたと断定した調査報告書を公表。リオデジャネイロ五輪でロシア選手団の全面的な出場禁止を検討すべきと、国際オリンピック委員会(IOC)に勧告した。IOCは19日に緊急理事会を開き、結論は先送りにしたが、1984年ロサンゼルス大会以来の“大国不在”の五輪となる可能性が出てきた。