標準特許件数世界4位以内目指す 韓国政府が戦略策定

【ソウル聯合ニュース】韓国政府が、2020年までに標準特許件数で世界4位以内に入るとの目標達成に向けた戦略を打ち立てた。まずは第5世代移動通信システム(5G)やIoT(モノのインターネット)などの国際標準化を目指し、国際標準専門家を現在の1.5倍に増やすなどの方策を策定した。

 未来創造科学部が15日に開いた国家科学技術審議会の未来成長動力特別委員会では、未来成長動力標準化推進戦略について協議が行われた。

 政府はスマートカーをはじめ19の未来成長動力分野を産業化のスピードと標準化の完成度によって分類した。

 その結果、5G、IoT、ビックデータなど産業化のスピードは速いが標準化が初期段階の分野については国際標準特許の取得に向けた努力を傾ける方針を決めた。研究開発(R&D)課題の企画・選定の際に標準開発課題の割合を既存の15%から20%に拡大する。

 標準化が完成段階に入った分野は、韓国内の中小企業や中堅企業が標準特許を取得するよう支援する計画だ。

 また、現在67人の国際標準専門家を20年までに100人以上に増やす方針だ。

 同委員会は下半期に重点的に進める課題についても協議した。未来成長動力分野の税制優遇や規制の改善など政策的な支援を拡大し、新技術の事業化に向けR&D、実証、標準化などを積極的に推進することにした。

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