業界筋によると、世界的な信用格付け会社、ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、韓国でこれまで合弁形態だった韓国信用評価の未保有株式49.99%をナイスグループの子会社ナイスインフラから取得し、完全子会社化することで合意した。
ムーディーズは2001年、韓国信用評価の株式50%+1株を取得し、経営権を掌握した。今回の株式譲渡で韓国信用評価はムーディーズの100%子会社となる。
世界的な格付け会社が韓国の格付け会社の株式を100%保有するのは初めてだ。業界ではムーディーズがアジアで日本に次ぐ格付け市場である韓国で支配力を拡大しようとしているとみている。