2016年7月16日、環球時報(電子版)によると、中国の米ハリウッドに対する影響力が日ごとに増している。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、中国不動産大手の万達(ワンダ)集団は12年、米映画館チェーンのAMCを買収した。AMCは今週、欧州最大の映画館チェーンを買収し、万達は世界市場での買収を急速に拡大している。
中国の映画市場は、来年にも米国を抜き世界最大になるとみられている。これに伴いハリウッドの映画業界にも変化が生じている。中国から大量の製作費が投じられることで、中国での興行成績をより良くするよう意識されるようになったのだ。特にリスクの高い作品では中国重視の姿勢が強い。
米業界アナリストの1人は「中にはハリウッドの業界ルールを破る例も出ている」と指摘。最近公開されたハリウッド大作「インデペンデンス・デイ リサージェンス」では、ヒロインは中国人女優、登場人物は中国大手メーカーの牛乳を飲み、中国で人気のチャットアプリでコミュニケーションを取っているのだ。(翻訳・編集/大宮)