首都圏 NEWS WEB

ニュース詳細
千葉市の指定廃 全国初解除へ

07月21日 16時33分

千葉市の指定廃 全国初解除へ

1004196441_20160721182754.mp4

東京電力・福島第一原子力発電所の事故で発生した放射性物質を含む指定廃棄物のうち、千葉市が保管している廃棄物の濃度が国の基準を下回ったことから、環境省は、全国で初めて指定を解除することを決めました。

原発事故のあと、各地の自治体などで保管が続く放射性物質を含む指定廃棄物について、環境省は、原発事故から5年がたち、濃度が国の基準の1キロあたり8000ベクレルを超えるものが大幅に減ったとみられることから、測定の結果、基準を下回れば指定を解除し、一般のゴミとして処分できるようにしました。
このうち千葉市が市内の清掃工場で保管している7トンあまりの指定廃棄物の濃度を測定したところ国の基準を下回ったことから、6月末、指定の解除を申請し、環境省は審査の結果、指定の解除を行うことを決めました。
指定の解除は全国で初めてで、環境省の井上副大臣が22日千葉市の熊谷市長と会談し、正式に伝えることにしています。
一方、環境省は、千葉市を千葉県内に保管されている指定廃棄物の処分場の候補地としていますが、市はすでにこれを拒否する姿勢を示しています。
今回の指定解除を受けて、市は改めて拒否すると見られ、環境省は今後も協議を続ける方針です。

首都圏のニュース

新着ニュース

このページの先頭へ