読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Voyage of Life

日々の読書、子育て、暮らし、仕事から学んだコト

グッとくる読書感想文の書き方/5つの基本ステップ

読書感想文

f:id:gumojin:20130429231518j:plain

 

読書感想文特集として、今日は、読書感想文を書くための手順について書きます。

これは、斎藤孝さんの「だれでも書ける最高の読書感想文 (角川文庫)」を参考にしながら、まとめたものです。

この記事で紹介する5つの手順に従えば、スムースに読書感想文を書くことができます。

 

1.書きたいことを箇条書きで書き出す。

本を読んで、いきなり原稿用紙に向かっていませんか?

そうではなくて、まずは書きたいことを、箇条書きでよいから、たくさん書き出して、書きたいことリストを作りましょう。

そのためには、本を読んでいるときから、書きたいことをチェックしながら、読むのがいいです。

つまり、本にメモしたり、付箋を貼ったりしながら読むのです。

これは、大人になったボクにとっては、当たり前のことになってますが、うちの子供たちに言ったら、ぜんぜん当たり前のことではなく、「え、本に書いちゃっていいの?」という反応でした。

 

書きたいこととしては、次のようなものになると思います。

  • グッときたところとその理由
  • 自分のアンテナにひっかかったところとその理由
  • 読み終えて、自分の中に起きた変化(読む前と読んだ後の心の動き)
  • 読んだ後にやってみたいと思ったこと
  • 読む前と読んだ後の本に対する印象

 

グッとくるところを増やすには、登場人物に自分を重ねてみることです。

「うわー、こんなことが自分に起こったら、、、」

そして、自分の体験を、本の中の出来事に、重ねてみたりして、心の動きを感じ取りましょう。

そして、そんな自分の体験も含めて、書いてみればいいのです。

 

2.一番伝えたいこと3つを選ぶ。

書きたいことがたくさんあがったら、3つに絞りましょう。

全てを書くことはできないし、絞ったほうが伝わりやすい。

どうしても、これは伝えたい。書きたい。

そんな熱い思いを込めることのできるものがあれば、とてもいい。

 

3.文章の構成を考える。

3つ選んだら、それらをどういう順番で、どれくらいの重みで書いていくかを決めましょう。

そして、それらにふさわしいタイトルを考えましょう。

これは、「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング (できるビジネス)」に、文章を書くための基本として書かれていたことです。

書き出しや締めくくりをどうするかというところには、まず、「なぜこの本を読もうと思ったか」から始めるとか、「定石」と言われるものもあるようですが、まずはこれら3つを書いていくことが基本になります。

 

4.読書感想文を書く。

さて、ここまで来たら、書きたいことリストに基づいて、原稿用紙に読書感想文を書いていきましょう。

もちろん、下書きをしたほうがよいです。

文字制限で、書きたいことを全部書くというのは、結構難しいですから。

(文字制限があることが、なんか、読書感想文をめんどくさいものにしている気がしますね)

だけどまあ、慣れてきたら、書きたいことリストから、そこそこ書いていけます。

 

5.見直しをする。

書いた後は、見直しをしましょう。

斎藤孝さんが挙げている見直しポイントは以下の3つです。

  • 感情的になりすぎて、自分しかわからない表現をしてないか?
  • だれかを傷つけるような内容になっていないか?
  • 日本語の文章としての誤りはないか?

ブログなんかだと、話し言葉がベースなので、音読してみて、読みやすいかをチェックしたりもおすすめです。これは、ブロガーのちきりんさんが言っていたことです。

 

まとめ

ということで、この5つのステップで、とにかく読書感想文は書けると思います。

まずは気軽に書いてみることから始めましょう。

今日は以上でーす。