読書感想文特集として、今日は、読書感想文を書くための手順について書きます。
これは、斎藤孝さんの「だれでも書ける最高の読書感想文 (角川文庫)」を参考にしながら、まとめたものです。
この記事で紹介する5つの手順に従えば、スムースに読書感想文を書くことができます。
1.書きたいことを箇条書きで書き出す。
本を読んで、いきなり原稿用紙に向かっていませんか?
そうではなくて、まずは書きたいことを、箇条書きでよいから、たくさん書き出して、書きたいことリストを作りましょう。
そのためには、本を読んでいるときから、書きたいことをチェックしながら、読むのがいいです。
つまり、本にメモしたり、付箋を貼ったりしながら読むのです。
これは、大人になったボクにとっては、当たり前のことになってますが、うちの子供たちに言ったら、ぜんぜん当たり前のことではなく、「え、本に書いちゃっていいの?」という反応でした。
書きたいこととしては、次のようなものになると思います。
- グッときたところとその理由
- 自分のアンテナにひっかかったところとその理由
- 読み終えて、自分の中に起きた変化(読む前と読んだ後の心の動き)
- 読んだ後にやってみたいと思ったこと
- 読む前と読んだ後の本に対する印象
グッとくるところを増やすには、登場人物に自分を重ねてみることです。
「うわー、こんなことが自分に起こったら、、、」
そして、自分の体験を、本の中の出来事に、重ねてみたりして、心の動きを感じ取りましょう。
そして、そんな自分の体験も含めて、書いてみればいいのです。
2.一番伝えたいこと3つを選ぶ。
書きたいことがたくさんあがったら、3つに絞りましょう。
全てを書くことはできないし、絞ったほうが伝わりやすい。
どうしても、これは伝えたい。書きたい。
そんな熱い思いを込めることのできるものがあれば、とてもいい。
3.文章の構成を考える。
3つ選んだら、それらをどういう順番で、どれくらいの重みで書いていくかを決めましょう。
そして、それらにふさわしいタイトルを考えましょう。
これは、「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング (できるビジネス)」に、文章を書くための基本として書かれていたことです。
書き出しや締めくくりをどうするかというところには、まず、「なぜこの本を読もうと思ったか」から始めるとか、「定石」と言われるものもあるようですが、まずはこれら3つを書いていくことが基本になります。
4.読書感想文を書く。
さて、ここまで来たら、書きたいことリストに基づいて、原稿用紙に読書感想文を書いていきましょう。
もちろん、下書きをしたほうがよいです。
文字制限で、書きたいことを全部書くというのは、結構難しいですから。
(文字制限があることが、なんか、読書感想文をめんどくさいものにしている気がしますね)
だけどまあ、慣れてきたら、書きたいことリストから、そこそこ書いていけます。
5.見直しをする。
書いた後は、見直しをしましょう。
斎藤孝さんが挙げている見直しポイントは以下の3つです。
- 感情的になりすぎて、自分しかわからない表現をしてないか?
- だれかを傷つけるような内容になっていないか?
- 日本語の文章としての誤りはないか?
ブログなんかだと、話し言葉がベースなので、音読してみて、読みやすいかをチェックしたりもおすすめです。これは、ブロガーのちきりんさんが言っていたことです。
まとめ
ということで、この5つのステップで、とにかく読書感想文は書けると思います。
まずは気軽に書いてみることから始めましょう。
今日は以上でーす。