StackOverflowが新サービス「Documentation」を開始。サンプルコードを中心に技術解説、質問されなくとも有用な情報を共同で作成

2016年7月22日

StackOverflowは、エンジニア向けのQ&Aサイトとしてよく知られています。誰かが質問をすると、その答えを知っている人が回答する。質問をよりよくするために書き換えることもできるし、質問や答えの有用さを評価することもできて良い質問や良い答えはポイントが上がるなど、サイト全体のコミュニティの質が保たれるような仕組みを備えているのが特長です。

そのStackOverflowが、新サービス「Stack Overflow Documentation」(以下Documentation)をベータ版として公開しました(英語版StackOverflowにて。日本語版StackOverflowにはまだのようです)。すでにさまざまなトピックのドキュメントがあります。

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下記はDocumentationの「JavaScript Language」のページから、「Promise」文の説明を開いたところです。Promiseの紹介(Introduction)と、Promiseを用いて画像をロードするサンプルコードなどが、すでにドキュメントとして作成されています。

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Documentationのページの見た目はQ&Aのページとあまり変わりません。誰もが内容を書き換えてよりよいものにでき、有用ならポイントを上げる、というところも同じです。違いは、Q&Aは質問されない項目についての解答や解説が書き込まれることがないのに対し、Documentationは誰でも有用だと思われる情報を、サンプルコードを中心にどんどん書き込んでいけることです。

また、説明はサンプルコードを中心にすることが強調されており、これも特長の1つと言えるでしょう。前述のPromise文のように、さまざまなサンプルコードがあることでプログラマにとって理解しやすく、再利用しやすい形式になっています。

また、Documentationにはマイクロソフト、Xamarin、Dropbox、PayPal、Twilio、Meteorなどのエンジニアも参加することが発表されています。彼らベンダのエンジニアもDocumentationのコミュニティに参加し、ドキュメントの作成を支援したり、アドバイスをするなど、内容の充実のために協力するとのことです。

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