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B52爆撃機、日韓空域で訓練=6月実施、自衛隊と調整か―北朝鮮有事想定・米軍

時事通信 7月20日(水)4時36分配信

 米領グアムに配備されている米軍の戦略爆撃機B52が6月に日本と韓国空域で訓練をしていたことが20日、日米関係者への取材で分かった。

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 B52は、有事に最前線に投入される海兵隊の第3海兵遠征軍(司令部キャンプ・コートニー、沖縄県うるま市)と連携して訓練を実施しており、北朝鮮有事などを想定したシナリオとみられる。

 米空軍は訓練には日本側との調整も含まれたとしているが、防衛省航空幕僚監部は「B52との共同訓練については、米軍の具体的な運用にも関わることから、実施の有無を含めコメントを差し控える」としている。

 米空軍によると、B52は6月13日から同20日まで、グアムを起点にオーストラリアから日韓空域まで広範囲にわたり展開。うち2機のB52が日本と韓国周辺で飛行した。B52は第3海兵遠征軍や在韓米軍と近接航空支援の訓練を実施。同遠征軍は上空から支援を受けながら強襲作戦を展開する部隊で、敵地に上陸し爆撃が必要な地点を誘導する訓練をしたとみられる。 

最終更新:7月20日(水)10時23分

時事通信