【モスクワ杉尾直哉】ウクライナの首都キエフ中心部で20日、著名な人権派ジャーナリスト、パーベル・シェレメト氏(44)の車が爆発して炎上、運転していたシェレメト氏は死亡した。ウクライナ最高検察庁によると、車に爆弾が仕掛けられていたといい、殺人事件とみて調べている。
シェレメト氏は地元紙「ウクラインスカ・プラウダ」の記者で、出勤途中だった。出身地のベラルーシではルカシェンコ大統領の抑圧体制に反対し、1997年に投獄された。その後、ロシアでテレビ局などの記者を務め、5年前にキエフに移住した。記者活動に関連して暗殺されたとの観測が強いが、背景は不明だ。
首都中心部での爆弾による暗殺事件は極めて異例。
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