父親が起業で成功したと言われるラインまで自分の経営する会社を引っ張ことに成功した。
そして規模がショボい。
人気があって規模がデカイ会社のオーナーの子どもなら幸せだろう。
しかし、父親の会社はそうではないのでショボい程度の資産にしかならない。
そして、自分は酷いニキビ跡がべったりとくっついた内臓の持病持ちのグロメンなのだ。
肌がいつもドロドロで、鏡は基本的にあまり見ないようにしている。
見ると苦しくなるからだ。
街にここまで醜い皮膚で歩いている人間はいないので耐えられない。
そして、もし持病が悪化すれば顔が腫れ上がり、酷い吹き出物で覆われる。
最悪だ。
高校生の時の同級生で慶應義塾大学にご進学された見てくれのいいハルカちゃんやらは何処までも楽しむのだ。
自分は、美容整形医も嫌がる酷く深いニキビ跡がくっついた醜い顔で散々な思いをしていき生きていくのだ。
とりあえず、父親は失敗したわけではない。