07月21日 09時24分
愛知県西三河地方の6つの市では大災害が起きたときに総合病院と開業医が役割を分担して迅速に負傷者に対応する体制を整えることになりました。
愛知県によりますと、こうした取り組みは県内では初めてで全国的にも珍しいということです。
これは愛知県の安城市と西尾市、刈谷市など西三河地方の6つの市の医師会が域内の総合病院などと進めています。
20日は安城市に関係者が集まって連携の覚え書きが取り交わされました。
それによりますと、地震など災害が起きたとき開業医は、最寄りの救護所でけがの程度が軽い住民の治療にあたる一方、総合病院は重篤な患者の診療を優先して行うことで、患者の集中や治療の非効率を避けるとしています。
また、総合病院に衛星電話や無線を整備し、転院が必要な患者をすぐにほかの病院に回せるようにするということです。
愛知県によりますと、こういった取り組みは、県内では初めてで、全国的にも珍しいということです。
とりまとめにあたった安城市医師会の藤井康彰医師は「災害が起これば壊れて機能しない病院も出てくる。病院どうしで連携し備えるのが重要だ」と話しています。
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