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定説覆す杉原千畝の学籍簿発見

07月21日 09時24分

定説覆す杉原千畝の学籍簿発見

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第2次世界大戦中、外交官としてナチスの迫害を逃れてきた多くのユダヤ人にビザを発給し、命を救った杉原千畝が出身地の岐阜県の小学校に入学したことを示す学籍簿が見つかりました。三重県の小学校に入学したとされる定説を覆すものとして注目されています。
岐阜県八百津町出身の杉原千畝は、第2次世界大戦中、外交官としてリトアニアの領事館に赴任していた際、ナチスの迫害を逃れてきたユダヤ人、約6000人にビザを発給して命を救いました。
千畝の功績を記した文献や小学生向けの伝記などでは、明治39年に三重県桑名市の小学校に入学し、その後、岐阜県中津川市の小学校に転校したことが定説となっていました。
ところが、転校先とされる中津尋常高等小学校、いまの中津川市立南小学校に保管されていた金庫から明治39年4月に入学し、1年間在籍していたことを示す学籍簿がこのほど見つかり、定説を覆すものとして注目されています。
これは、千畝の父親が勤めていた税務署の職員録とも一致するということです。
中津川市立南小学校の鎌田宮樹校長は「学籍簿が残っていたことに驚いている。千畝がたどった足跡を証明する貴重な資料になると思います」と話しています。

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