参院選では自民党が勝利する格好となったが、ひふみ投信を運用するレオス・キャピタルワークス代表取締役の藤野英人さんは、アベノミクスの評価について、「総合的に見るとけっして良かったとは言えない」と言う。その理由とは…。そして、今後の日本株選びのポイントとは…。スゴ腕ファンドマネジャーが、ズバッと語ってくれた。
野田政権が続いていても日経平均は1万5000円に!
消費の活発化は景気循環で「アベノミクス」ではない
アベノミクスが効いたのかといえば、一応は効いていたというのが僕の意見です。金融緩和での円安により輸出ハイテク企業の利益が押し上げられ、日経平均は2万円を一時超えました。でも、総合的にアベノミクスはよかったのかというとそうではない。最大の問題は、1本目の金融緩和の矢だけで、2本目の財政政策と3本目の成長戦略の矢が効果的に放たれなかったこと。財政政策はほんのちょっとだけで、一番重要な成長戦略では、規制緩和もベンチャー支援も労働市場の改革も既存勢力の反抗でフェードアウト。ここに来て金融政策が効かないと言われていますが、そうではなく成長戦略が効いていないことが問題なのです。
さらに、アベノミクスにより消費が活発になったわけでもありません。民主党政権のままでも日経平均は1万5000円ぐらいまでは上昇したでしょう。というのも、景気は循環するもので、アベノミクスのスタートが景気回復の始まりと偶然重なったからです。そしてちょうど、金融資産も体力も好奇心もある団塊の世代が人生で最もお金を使う65~70歳にさしかかっていたのがアベノミクスの3年間でした。65~70歳というのは、だいたい末子が社会人になる年齢。子育ての荷が下りる一方で、年金も出始めます。この3年間では訪日外国人によるインバウンド消費が注目されましたが、団塊の世代の高額消費が日本の消費を支えていた面も大きかったのです。
この先半年から3年程度の投資期間をイメージして
円高での株価下落の局面で好業績株や輸出株を買う!
では、今後の銘柄選びはどうすべきなのか。ひふみ投資信託では、基本的には為替に対してニュートラルとなるよう輸出株と内需株を組み合わせるようにしていますが、今は昨年の年末頃から予測していた円高を受けて、1ドル=120円まで円安が進む過程で売却していった輸出株の構成比率を徐々に増やしています。ただ、輸出株の比率はまだ35%程度。この先も円高が進み1ドル=100円になれば50%に増やします。90円になれば日経平均が一瞬1万2000円台へタッチする局面もあるでしょう。その時は業績のいい企業も悪い企業も売られるので、いい株を買うのもありですね。
もし、80円になれば輸出関連企業の構成比率を大幅に高めるかもしれません。そこまでいくと今度は円安に戻る可能性が大きくなりますから。輸出関連企業については、会社予想よりもアナリスト予想のほうが想定為替レートが悲観的で、内需株に比べ売られていて株価は低い水準にあると見ています。投資期間は1~3カ月ではなく半年から3年くらいの長い視点でリターンを狙いたいところです。
一方の内需関連株は、消費税増税の延期が注目されましたが、市場は16年2月上旬から織り込んできていたので株価の上昇は見られませんでした。延期をしなければ暴落していたでしょう。今後は高額消費の好調に支えられていた株を買うよりも、デフレ関連の株のほうが安全です。
過去の世界も日本も不況時にゲーム株は上昇、
中長期ではゲームやVRや人工知能に注目
投資をもっと長期で見る場合は若者たちの動向が重要です。20代の男性は、8年前の調査では5人に2人が恋愛をしていたのに、今は5人に1人になっているそうです。20代の男性は、お金がないのではなく、お金が好きなんだと思います。女性よりお金が好きなのかもしれません。
恋人やいいパートナーと楽しい生活を過ごすのが、人生の目的ではなくなっている気がします。だから、お金を持つこと自体や節約して貯金することが、人生の目的になっているんです。デートもしないから、レストランも映画館も儲からない。宝飾品店もダメ。彼らにとっては、もはやユニクロですら高いのかも。
こうした価値観の蔓延が起こると、VR(バーチャルリアリティ)などが注目されるかもしれません。自分好みの女性がゲームなどで立体的に表現されるVRは、結構大きなマーケットになるかもしれません。しかもゲーム関連は不思議で、かつて任天堂のWiiが伸びていた時も、世界も日本も不況の時期だったんです。不況だけれども、ゲーム機は誰もが買ってるみたいな状況はあり得るでしょう。
VRでゲーム系が復活するなら、そこにはIoT(インターネットでつながる技術やサービス)やAI(人工知能)も繋がってきます。こうしたテーマ株に注目するのもアリでしょう。
ところで、7月21日発売のダイヤモンド・ザイ9月号には、日米の金融政策や為替によて振り回れる日本株でしっかり稼ぐための「アベノミクス&為替に頼らず稼ぐ!新・日本株の4大必勝法」が載っている。買うべき株を、「急騰開始のテーマ株」「長期向きの高配当株」「下げすぎの反発輸出株」「長期右肩上がり株」の4つに分けて、それぞれにピッタリの買い方と売り方をアドバイス。テーマ株の売り急がず高値までついていくやり方や高配当株の2つの売買法、塩漬けをしないカンタン損切り法まで、満載となっている。このほか、下落に強い株が揃う「別冊付録・8~12月の権利確定月別の株主優待株ベスト80」も必読。そのほかの内容は次の通り。
・低コストでプロにお任せ!「10万円からのラップ投資誕生」
・ザイ読者15人の「株デビュー」成功術
・ひふみ投資信託の藤野さんがズバリ「これからは輸出株&ゲーム株に注目せよ」
・箱根、黒川ほか!ふるさと納税の「旅行クーポン」で温泉巡り
・サラリーマンよ!企業版の確定拠出年金で退職金&年金を確保せよ
ダイヤモンド・ザイ9月号を、ぜひ今後の投資に役立てて欲しい。
全国の書店では21日より、ネット書店(アマゾン、楽天ブックス)では絶賛発売中!
| *ダイヤモンド・ザイ2016年9月号(7月21日(木)発売!) | |
*表紙が中村アンさんのザイ9月号(定価730円)は、「8~12月の権利確定月別の株主優待ベストセレクト80」と「低コストでプロにお任せ!ロボアドバイザーによる10万円からのラップサービスガイド」の2大付録付き。特集は「アベノミクス&為替に頼らない新しい日本株の必勝法」。ひふみ投信の藤野英人さんらの意見をまとめ、これからの株選びと売買法を教えます。「急騰開始テーマ株&売り急ぎの防ぎ方」「長期向け高配当株と2つの売買法」「長期右肩上がり株と自動損切り&利確の仕方」「下げすぎ反発株とその目標利益の決め方」など、銘柄+儲け方が満載です。このほか、「ふるさと納税のお礼の旅行クーポンで温泉巡り」「ザイ読者15人の株デビュー成功術」「サラリーマンの年金&退職金が危ない!企業版・確定拠出年金の正しい使い方」も。さらに、今号から「女子高生株塾」に続く新・株マンガ「恋する株式相場!」の新連載がスタート。恋と株が絡み合う三角保ち合いに乞うご期待。このほか「AKB48が英国離脱の下げで買った投信」「日米リートで高利回りを獲得」など情報満載。 ダイヤモンド・ザイ9月号は、ネット書店や全国の書店にてお求めください。電子版(kindle、kobo)も発売中。
【2016年7月時点・最新情報】
|
|||
| 株式売買手数料(指値) ※松井証券は一日定額制の手数料 | 口座開設 | ||
| 10万円 | 30万円 | 50万円 | |
| ◆GMOクリック証券 | |||
| 88円 | 241円 | 241円 | |
| 【GMOクリック証券のメリット】 株式売買手数料の安さはネット証券でも最安レベルで、株主優待名人・桐谷広人さんも利用している人気の証券会社。近年は各種ツールや投資情報の充実度もアップしており、ネット証券で上位5社に食い込むほど急成している。本格派のトレードツール「スーパーはっちゅう君」は株と先物取引の両方に利用できる優れもの。また、商品の品揃えは、株式、先物・オプション、FXのほか、CFD(差金決済取引)まである充実ぶり。CFDでは「日本225」「原油」「米国30」ほか、株式指数、商品(コモディティ)指数、人気の外国株など多彩な取引ができるので、この1社でほぼすべての投資対象をカバーできて便利だ。頻繁に売買しない初心者やサラリーマン投資家はもちろん、信用取引やCFDなどのレバレッジ取引も活用する専業デイトレーダーまで、幅広い投資家におすすめ! |
|||
| 【関連記事】 ◆株主優待名人の桐谷さんお墨付きのネット証券は?手数料、使い勝手で口座を使い分けるのが桐谷流!~桐谷広人さんの「ネット証券口座事情」~ ◆GMOクリック証券のおすすめポイントはココだ!~コストが激安な上にツール、情報も充実して大手ネット証券に成長 |
|||
| ◆松井証券 | |||
| 0円 (一日定額制の場合) |
300円 (一日定額制の場合) |
500円 (一日定額制の場合) |
|
| 【松井証券のメリット】 松井証券のメリットは、なんといっても1日の約定金額の合計が10万円以下であれば手数料が無料になる点。資金が少なく、複数の銘柄に分散投資する初心者の個人投資家にはおすすめだ。「顧客満足度調査」で第1位を獲得しており、取引ツール「ネットストックハイスピード」の利便性などは折り紙つき。チャートの形状で銘柄を検索できる「チャートフォリオ」をより利用しているという株主優待名人・桐谷さんも「初心者に特におすすめ」と太鼓判。デイトレード限定で手数料が無料になる「一日信用取引」、手数料が激安になる「一日先物取引」など、専業のデイトレーダーでも利便性が高いサービスが充実しているので、初心者以外にもおすすめ! |
|||
| 【関連記事】 ◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社! ◆松井証券のおすすめポイントはココだ!~松井証券の無料サービスと個性派投資情報を使いこなそう! |
|||
| ◆カブドットコム証券 | |||
| 90円 | 250円 | 250円 | |
| 【カブドットコム証券のメリット】 口座開設を申込後、最短で翌日から取引可能なので、思い立ったらすぐに株式投資を始められるのが魅力。「リスク管理追求型サービス」として、逆指値やトレーリングストップなど、自動売買ができる。リスクを抑えつつ、利益追求が目指せるため、日中に値動きを見られないサラリーマン投資家にピッタリ!一方、短期売買に役立つのが板発注機能装備のトレードツール「kabuステーション」だ。「リアルタイム株価予測」を備え、その日盛り上がりそうな銘柄を予測する。三菱UFJフィナンシャル・グループである点も強み。同グループ関連の指定のETFは、手数料無料の「フリーETF」として、低コストな分散投資に役立つ。その他、スクリーニングツール「kabuナビ」、アナリストレポートは、自分なりに旬の銘柄を探したい人に役立つ。投資信託の積立は最低500円からできるので、投資初心者にもおすすめだ。 |
|||
| 【関連記事】 ◆【カブドットコム証券おすすめのポイントはココだ!】無料の「フリーETF」や 最強銘柄選びツールの賢い使い方とは? ◆IPOに当選して儲けたいなら「主幹事証券」を狙え!通常の引受証券の50~100倍も割当がある主幹事と主幹事のグループ会社の攻略がIPOで勝つ秘訣! |
|||
| 株式売買手数料(指値) ※松井証券は一日定額制の手数料 | 口座開設 | ||
| 10万円 | 30万円 | 50万円 | |
| ◆マネックス証券 | |||
| 100円 | 250円 | 450円 | |
| 【マネックス証券のメリット】 日本株投資に役立つ「決算&業績予想」、信用取引ではリスク管理に役立つ信用取引自動決済発注サービス「みまもるくん」が便利。米国株は最低手数料5ドル(税抜)からお手軽に投資が可能で、米国ETFを通じて世界中に分散投資できる。投資先の調査、リスク管理、リスク分散など、じっくり腰をすえた大人の投資ができる証券会社と言えるだろう。一方、短期・中期のトレードに役立つツールもそろっている。逆指値ほか多彩な注文方法が利用できる上に、板発注が可能な高機能無料ツール「新マネックストレーダー」が進化中だ。日本株、米国株、先物取引についてロボットの投資判断を日々配信する「マネックスシグナル」も提供しており、スイングトレードに役立つ。 |
|||
| 【関連記事】 ◆【マネックス証券おすすめのポイントはココだ!】日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手 |
|||
| ◆楽天証券 | |||
| 139円 | 272円 | 272円 | |
| 【楽天証券のメリット】 手数料コースは申込み時に「超割コース」「ワンショットコース」「いちにち定額コース」の3つから選べるが「超割コース」が断然お得だ(申し込み後はいつでも手数料のコース変更可能)。ちなみに上記の手数料は「超割コース」の手数料。また、取引からニュース、投資情報、入出金などに使えるトレードツールの元祖「マーケットスピード」が有名。たとえば、「日経テレコン」では日経新聞の記事も読める。さらに、国内外の多彩な商品揃えも特長。投資信託が2000本以上と多く、米国や中国、アセアンなどの海外株式、海外ETF、金の積立投資もできるので長期的な分散投資にも便利。投資に役立つメールサービス「マーケットアロー」や毎日読める投資レポート&コラムは、投資の知力アップにおすすめだ。 |
|||
| 【関連記事】 ◆楽天証券おすすめのポイントはココだ!~使いやすいトレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ! ◆【楽天証券の株アプリ/iSPEEDを徹底研究!】ログインなしでも利用可能。個別銘柄情報が詳細で見やすい! |
|||
| ◆SBI証券 | |||
| 139円 | 272円 | 272円 | |
| 【SBI証券のメリット】 証券口座開設数300万超はネット証券で1位。そもそも手数料の安さが人気の理由だったが、安いだけでなく、大手ならではの他社に秀でたサービスにも注目したい。たとえば、投資信託の取り扱いは2000本超でダントツ。IPOの取扱いもネット証券で1位。PTS取引(私設取引システム)も利用可能で、一般的な取引所より有利な価格で株取引できる場合がある。海外株式は、米国、中国、ロシアのほか、ASEAN株式も取り扱うなど、とにかく商品の種類が豊富だ。低コストで幅広い金融商品に投資したい人には必須の証券会社と言えるだろう。 |
|||
| 【関連記事】 ◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社! ◆SBI証券のおすすめポイントはココだ!~IPOの多さ&夜間取引、銀行との連携など独自サービスも充実のネット証券最大手 ◆IPOに当選して儲けたいなら「主幹事証券」を狙え!通常の引受証券の50~100倍も割当がある主幹事と主幹事のグループ会社の攻略がIPOで勝つ秘訣! |
|||
| *1 松井証券の手数料は一日定額制の場合 ※手数料は各社とも税抜 | |||
手数料の安さ、外国株や投資信託の豊富さに加え、
口座開設すれば利用できる「日経テレコン」で
日経新聞の無料購読も可能!⇒関連記事はこちら
| 日経新聞が無料で購読可能! | NISAの手数料が最安! | 口座開設の早さはピカイチ! |
|---|---|---|
|
楽天証券 手数料の安さ、ツールの 使いやすさが魅力! |
マネックス証券 日本株も海外株もNISAの手数料が無料 |
カブドットコム 証券 最短翌日に取引可能な スピード口座開設も! |
| 取引ツールで日経新聞が無料で読めるメリット大!⇒関連記事 | NISAの手数料の安さがピカイチで商品も充実!⇒関連記事 | 口座開設が早いだけでなく手数料も最安レベル!⇒関連記事 |