このブログの記事を検索

カスタム検索

★ このブログの利用方法

新着記事

人気記事(直近7日間)

ブログパーツ

カテゴリ

広告

冷しゃぶは、炊飯器で作れ。(冷しゃぶを美味しく作る方法)

先日、こんな話をいただいた。
  ↓
冷しゃぶが、どうしても硬くなっちゃうんだよね。

どうやって作ってるのかと尋ねると、レシピ通りだという。
世の中には、間違ってるレシピも出回ってるので、具体的なURLを教えてもらい、見てみた。

やっぱり、間違っていた。
そもそも、温度が間違っている。
65℃以上で茹でて、冷水にさらしている。
2重に硬くする作業をしてたら、そりゃ硬くなるよ。

肉を茹でる温度の適温は、50℃~65℃だ。65℃以上になると、アクチンが変性して肉が硬くなってしまう。50℃以下ではミオシンが変性しないので、そもそも茹でられない。絶対に、65℃以上で茹でてはならない。
ちなみに、鍋のしゃぶしゃぶも同様。沸騰した湯でしゃぶしゃぶするのは、美味しく食べる方法ではない。こちらも、65℃以下、炊飯器の保温モードでしゃぶしゃぶするのが、肉を美味しく食べる方法だ。しゃぶしゃぶについては、また時期になったら解説しよう。

また、肉を冷水にさらしたら硬くなる。バターを想像して欲しい。冷しゃぶの適温は、40℃だ。

冷しゃぶの作り方

1、保温温度が65℃以下の炊飯器、もしくは低温調理器が必要。炊飯器の「低め保温モード」は、60℃のことが多い。さまざまな保温モードを用意してある機種も多い。具体的な保温温度はメーカーや機種によって違うので、メーカーに確認して欲しい。
炊飯器を保温もしくは温泉卵モードにして、水を入れておく。こうすると60~65℃の湯ができるはずだ。こうして湯をたっぷりと用意する。

2、肉は常温にする。この際、塊のまま常温にしようとすると、時間がかかる。薄切りにした肉を、常温のフライパンの上に、1枚ずつ広げて並べるのが良い。こうすれば、すぐに常温になる。

3、湯の中に、薄切りにした肉を1枚ずつ、しゃぶしゃぶしながら入れていく。塊のまま入れてしまうと、くっついてしまう。あとからほぐすの大変だよ。肉の量に対して、湯の量が少ないと、湯温が下がりすぎてしまう。湯温は、55℃以上をキープするのが、望ましい。

4、肉を取り出す。常温下におき、自然に冷ます。水にさらしたりはしないこと。

以上。

あとは、適当に、タレをかけて食べればいい。

もし、どうしても涼感を得たい場合には、盛り付けで工夫する。
大き目の鉢に、かき氷機でかいた氷を入れ、押さえて空気を抜いて、皿を載せるための土台を作る。その上に、冷しゃぶを盛り付けた皿をのせる。冷しゃぶの盛り付けの際に、野菜を下に、肉を上にしておくと、肉に冷気が伝わりにくい。
そして、皿の周りに、かき氷機でかいた氷を、ふんわりと盛り付ける。
肉が冷めないうちに食べてほしい。


関連記事
このエントリーのタグ: レシピ
広告
My Yahoo!に追加 Share on Tumblr
広告
≪前のエントリー≪  ≫次のエントリー≫
広告
食彩旬感 by ShokuSai

このブログの利用方法 - 著作権とパブリシティ権について - プライバシーポリシー

Designed by ビジターがあなたのファンになる『kurepelin.com』