これであなたもDropboxマスター

クラウドサービスの代表格の一つ「Dropbox」は、みなさんお使いの方が多いことでしょう。
現在、世界中で5億人以上の登録者数がおり、数あるクラウドサービスの中でもユーザー数が非常に多いサービスです。

人気の理由は、無料で使える使い始めやすさと、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンからの利用のしやすさでしょう。

利用者が多いからこそ、使いこなせれば“羨望の眼差し!?”

Dropboxは、クラウド上で写真やドキュメント、動画などの各種ファイルを保管できるサービスで、無料版(無料プラン)と有料版(プロプラン・ビジネスプラン)の合計3つの利用料金に分かれています。

Dropboxのプランなどの基本的なサービス紹介については、詳しくご紹介していますので割愛しますが、それらに加えて意外と知られていない外部の連携サービスなども使いこなすことができれば、「あんた、そりゃあ、もはや神の領域でしょ!!」と言われるまで生産性を高めることも不可能ではありません。

そこで今回は、そんなものまで連携できるの!?という各種の外部連携サービスを20個厳選してご紹介いたします。
これを読めば、Dropboxマスターとして知人・友人同士でもちょっとした有名人になることは間違いないでしょう。


Dropboxマスターに近づくための外部連携サービス一覧

今回は、厳選した20のサービスについてご紹介いたします。まず、一覧表にてどのようなサービスが連携可能か、サービスカテゴリと利用用途を表してみましたのでご参照ください。

最近、個人でも法人でもよく使われているようなSlackChatWorkなどのコミュニケーションツールに加え、ネットワークセキュリティに関するサービスやデータのバックアップに関するサービスなど、各種カテゴリで便利に連携をさせることができます。


外部連携20サービスの一覧表

No.サービス名サービスカテゴリー利用用途
1Slack社内SNSファイルの共有
2ChatWork社内SNSファイルの共有
3freeeクラウド会計領収書や請求書画像の同期
4Salesforce 営業支援・SFAクラウドサービスの外部ストレージ
5kintone営業支援・SFAクラウドサービスの外部ストレージ
6eセールスマネージャー営業支援・SFAクラウドサービスの外部ストレージ
7Trend Micro Cloud App Security™セキュリティ保存データの安全性
8HDE Oneセキュリティ保存データを端末に残さない
9LanScope Catセキュリティ操作ログの管理
10G-Mailメールファイルの共有
11FacebookSNSファイルの共有
12Evernote 業務効率化ファイルの同期・共有
13Simplenote 業務効率化メモの共有・同期
14Zohoプロジェクト管理ファイルの同期・共有
15prott Web制作・CMS画像共有
16Office Online(Office365)データ活用いつ・どこでも資料の編集・共有
17複合機・スキャナ製品(brother工業)データ活用手軽にデータを保存・印刷したい
18ワードプレス Web制作・CMSバックアップ、画像の共有
19LAN DISKシリーズデータ保存NASのバックアップ先
20テラステーション TS5000Nシリーズデータ保存NASのバックアップ先


外部連携サービスのカテゴリ別概要

次に、上記の外部連携一覧表をご覧になっただけでは、連携サービスのメリットを実感しづらい方にもご理解いただけるよう、各種カテゴリの概要を簡単に紹介いたします。

なお、サービスごとの紹介は、一覧の通し番号に沿って後述していますので、サービスの詳細については興味のあるところからご覧ください。

保存データを効率よく共有したい

Dropboxに保存しているデータをダウンロードして、さらに添付によって相手に送り、今度は相手にダウンロードをしてもらうという過程を踏むのは正直面倒でしょう。

そこでここでは、Dropboxに保存しているデータを効率よく共有できる外部連携サービスとして、G-MailSlackChatWorkEvernoteなど代表的なクラウドサービスを取り上げます。

既にご利用になっているサービスにも関わらず、これまで連携での利用をしてこなかった方は、是非ともチェックしてみてください。

データを保存し効率的に活用する

Dropboxの利便性は、何もファイルの共有のみではありません。Dropboxには大量のデータを保存することができるため、保存の仕方ひとつ、そうして保存したデータの活用の仕方ひとつで、一手先を行く効率化を進めることが可能です。

具体的には、スキャナで取り込んだデータの送り先を直接Dropboxに指定できるOffice Online(Office365)複合機・スキャナ製品、NASデータのバックアップや社外からの閲覧を可能にしてくれるLAN DISKシリーズテラステーション TS5000Nシリーズを紹介しています。

せっかくの大容量ストレージですため、上手く活用して業務を効率化していきましょう。

ネットワークセキュリティーサービスと連携し安全に利用する

最後に、クラウドストレージでデータを保管・活用すればするほど、気になってくるのはセキュリティ面での対策についてではないでしょうか。

セキュリティに関する外部連携サービスとして、Office365向けに提供されているTrend Micro Cloud App Security™やメール情報漏洩対策のHDE One、IT資産の操作ログ管理を行うLanScope Catを紹介しています。

外部ストレージ内の安全性であったり、端末には残しておかない各種データについて誰がいつファイルを操作したのかをわかる状態にしておくことは、利便性が高まってくる程、必要になってくる準備と言えるでしょう。

各種連携サービス20選の詳細について

さて、こちらでは一覧でご紹介した個別のサービスについて簡単にご紹介しています。ボクシルに掲載のあるサービスも多くありますため、もし気になるものがありましたら、ボクシルで資料をご覧になってみてください。

1.Slack

Slackと連携することで、DropboxのファイルをSlackにインポートできるようになります。
そのため、Slack上からファイルをアップロードしたり、逆に簡単に共有できたりと、非常に便利です。
Slackを利用している方は連携しておくと便利かもしれません。

また、Slackの利用者にはこちらの記事もオススメです。外部連携サービス約300の中から抜粋で、今日から使える30サービスをご紹介しています。よろしければご覧ください。

2016-06-28_eyecatch_slack-02-03

連携サービスは300種超え間近!!クールなインターフェースのSlackで、生産性を飛躍させてみない!?


2.ChatWork

ChatWorkとDropboxを連携することで、Dropboxにファイルがアップロードされた際にChatWorkに通知がいくようになります。

そのため、いちいち全員に共有のURLを送ったり、ファイルを追加した旨を伝えなくて済むので、余計な手間を省いてファイルの共有ができます。


3.freee

freeeと連携することで、Dropboxの所定のフォルダに保存をしたファイルが、freeeのファイルボックス(信憑管理機能)へ自動的にアップロードされます。

そのため、大量に画像をアップロードすることもできるようになりますし、勘定科目や金額、日付を貴重する手間を省くことができます。


4.Salesforce

Salesforceと連携することで、Dropboxに保管されているファイルをシームレスに共有・同期することができます。

また、直接連携をしているので、いつでもどこからでもSalesforce上からDropboxのファイルにアクセスすることができますし、Salesforceのアクセス権限をDropboxに引き継ぐこともできます。


5.kintone

kintoneと連携することで、Dropboxのファイルとkintoneのレコードを紐付けることができるようになります。

さらに、kintoneでは扱えないくらいの大容量のファイルを管理することができるようになるので、業務の効率・幅が広がります。


6.eセールスマネージャー

eセールスマネージャーは営業支援システムで営業に関するデータを保管していたり、顧客情報を管理したりしています。

Dropboxと連携することによって、Dropbox上にある資料などをひも付けて営業報告することができるようになり、活動内容と資料を同時に全員と共有することが簡単にできるようになります。


7.Trend Micro Cloud App Security™

Trend Micro Cloud App Security™は、クラウドアプリケーションのセキュリティ強化に特化したサービスになっています。

安全性を保ちながらも、クラウドサービスの手軽に利用できるメリットを損なわないよう設計されており、不便はありません。


8.HDE One

HDE Oneは、クラウドセキュリティサービスで、これまでにもSalesforceやGoogle Apps、Office365での連携で実績を残してきています。

Dropbox以外にも多くのサービスのセキュリティに対応しており、各クラウドサービスへのアクセス制限を一元的管理することができます。


9.LanScope Cat

LanScope CatはIT資産管理の国内№1サービスで、Dropboxを連携することによって、Dropbox上でのログ操作情報を取得できるようになり、精密情報などの漏洩対策を取ることができるようになります。

LanScope Catは国内で8500社が導入しているIT資産管理・情報漏えい対策ツールですので、安心して利用することができるでしょう。


10.G-Mail

Dropbox for Gmail (Beta)というGoogle Chromeの拡張機能を使うことで、G-MailとDropboxを連携することができます。

連携することによって、Gmailの画面から添付ファイルをDropboxに直接保存することができるようになったり、逆に共有を簡単に行えるようになったり、大きく手間を削減できます。

参考記事(Dropbox Navi):知らないと損!Gmail と Dropbox を連携して使う方法


11.Facebook

Facebookと連携することによって、Facebook Messengerでのファイル共有が非常に簡単になります。

iOSまたはAndroid版アプリを利用してどんなファイルでも共有できることは大変便利なのではないでしょうか。

動画や写真、GIFなどは直接Messenger上で表示されますし、開くボタンを押すだけで、Dropbox上でプレビューしたり保存ができたりと何かと便利です。


12.Evernote

こちらも有名どころですが、Evernoteと連携することで、Dropbox上のファイルをEvernoteに自動で同期できるようになります。

みなさんは普段からEvernoteでファイルをやり取りしているでしょうか。その場合、無料版(ベーシック版)ですと1ヶ月にアップロードできる容量の上限はわずか60MBで、Dropboxの無料版(2GB)と比べると、何倍も小さい中でやり取りをしていることになります。

その際に、Evernoteに直接ファイルをアップロードすることなく、Dropboxと連携をさせることでデータ共有を進めれば、これまで気にしていた何倍ものファイルをスマートに共有できるようになるでしょう。


参照:My Scratch Pad(Twitter : @ichi_tas)
Dropboxを使ってあらゆる情報端末からEvernoteに情報を流し込む方法


13.Simplenote

Simplenoteはノートをクラウド上(web上)に保存しておけるクラウドサービスで、Evernoteよりもさらにメモ書きに特化した、デジタル版のブロックメモ帳のようなものです。

とにかく何かがあった時に簡単にメモを取って置くときには非常に便利です。
マルチデバイス対応ですし、どの端末からでも瞬時にメモが取れるため、書いた情報をそのままDropboxに連携させて保存しておけば、後でファイル同士のひも付けなどもできるようになりますね。


14.Zoho

Zoho プロジェクトは、ガントチャートやタスク管理、文書共有を容易にしてくれるサービスです。
これとDropboxが連携したことによって、クラウドとローカルPCとの間におけるファイル同期がとても簡単にできるようになりました。

ワンクリックで同期ができるので、作業効率も上がりそうですね。


15.prott

prottは、UIデザインで知名度の高いグッドパッチ社が提供しているプロトタイピングツールです。

クラウド上でスピーディーにアプリやサービスのUIデザインアイディアを共有することで、開発とデザイン・企画の情報供給をシームレスにしてくれます。
これまでSlack・Hipchatと連携をしていましたが、Dropboxとの連携が新たに追加されたことによって、Dropbox上で画像を保存するだけで、手元に画像がない場合でもすぐに共有を行うことができるようになります。


16.Office Online(Office365)

Office Online(Office365)とDropboxを連携することで、OfficeOnlineで行っている作業データ(Word、Excel、PowerPointなど)をシームレスに作成、閲覧、編集、共有が可能になります。
One driveを利用している方も多いと思いますが、同期の早さを求めるようでしたら、Dropboxとの連携をするのも良いかもしれません。


17.複合機・スキャナ製品(brother工業)

ブラザー販売株式会社が同社の販売する複合機やスキャナー製品のクラウド連携機能の新たなサービスとして、Dropboxとの連携を追加しました。
これによって、ブラザー販売株式会社の複合機の強みであるファクス機能については、ファクス受信時にデータが直接Dropboxにアップロードされ、外出先でも受信ファクスを確認できるようになります。


18.WordPress

WordPressは非常に人気のあるCMSサービスですが、Dropboxと一緒に使うことで様々な恩恵を受けることができます。

例えば、BackWPupというプラグインを使うことで、WordPressのバックアップを自動で取ることが可能になります。最近はWordPressのデータを狙った攻撃もあるようなので、しっかりと対策をとっておくと良いかもしれません。


19.LAN DISKシリーズ

LAN DISKシリーズとDropboxを連携することで、今まで社内でしか見ることのできなかったNAS内のデータを社外でも閲覧・編集・削除ができるようになります。

既に以前に発売されている製品をご利用の方は、対応製品の場合、最新版へアップロードすることで連携ができるようになります。


20.テラステーション TS5000Nシリーズ

テラステーション TS5000Nシリーズは、3年間の保証期間のある法人向けのNASです。
Dropboxと連携することで、マルチパートアップロード機能により自動でNAS内のデータをバックアップすることができるようになることから、いざという時でも安心して利用できます。


連携しているサービスの確認方法・解除方法

多くのサービスと連携できるDropboxですが、あまり多く連携していると、いったいどのサービスとしているのかわからなくなったり、解除したいサービスも発生してくるでしょう。

そこでここでは、連携サービスの確認方法と連携の解除方法を簡単にご紹介いたします。


1.web版Dropboxにアクセスし、ログインする

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2.画面右上のアカウント欄から設定を選択する

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3.タブからセキュリティを選択する

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4.セキュリティ欄の下の方にいくと"ブラウザ" "デバイス" "リンク済みのアプリ"が表示される

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5.それぞれの右側の✕マークをクリックする

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6.これで連携の解除が完了


おわりに

いかがだったでしょうか。今回はDropboxの連携サービスを20個取り上げて紹介をしてきました。
耳馴染みのあるクラウドサービスから、一見連携のイメージのない複合機まで幅広く連携サービスを紹介してきました。
また、今回取り上げたサービス以外にも連携しているサービスは多くありますので、他にも気になる方はぜひ検索してみてはいかがでしょうか。

連携サービスを利用することで、両方の強みをいかしながら、より効率的に仕事を進めていきたいですね。


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Yudai Shimbo

Yudai Shimbo

出身は新潟県。趣味はビリヤード・天体観測。好きな食べ物はオムライス・ロコモコ・タコライス