ラテンアメリカ文学

去年は本を読む時間が多くあったのだけど、
歳取ってくると、自分に合わない作品はたとえ名作でも
昔のように辛抱して読むのもしんどくなってきた。
つまんねえつまんねえですぐ次の本。
しかしラテンアメリカの本を集中的に読んでみたら
おもしろい作品にたくさん出会えた。
ドノソ、マルケス、ボルヘスくらいしか読んだことなかったんだけど
いい作家がたくさんいた。
やはりラテンアメリカの作家はずば抜けてる。
以下個人的な“勝手な”感想。


ガルシア・マルケス
二十歳ぐらいの頃に集中的に読んだ作家。(読み返してはいないので当時の印象)
ラテンアメリカといえばマルケスといった感じだけれど、
おもしろいんだけどあまりオリジナリティを感じないというか
過去の文学を器用に纏めてる印象がして、あまり好きとは言いたくない。
とはいえおもしろいから作品は読むし、好き。
という微妙な存在だけど、代表的な作家なのは間違いない。
個人的には「百年の孤独」より「族長の秋」の方がいい作品だと思う。
あと「大きな翼のある、ひどく年取った男」とか好き。


ドノソ
翻訳されてるのが少ないので、他に読んだ作品はいまいちだったけど
「夜のみだらな鳥」は圧倒的な名作だと思う。
個人的にはラテンアメリカ文学の最高傑作。


サバト
10ページぐらい読んで、天才だと思った。
ちょっと他の人とは違うと思う。
ジュネを読んだ時のような天才性を感じた。
とはいえ作品通しておもしろいかと言われれば、そんなでもない。
でも天才。
とにかく3つ目の小説を邦訳してほしい。


コルタサル
特におもしろいとは思わなかった。
というか文学的にはラテンアメリカの作家というより
フランスの作家だと思う。

プイグ
数冊読んで、いいのもあれば悪いのもあったけど
全般的におもしろいと思う。文体も特徴的だし。
やはり「蜘蛛女のキス」が一番かな。


オネッティ
「はかない人生」しか読んでないけど、結構おもしろかった。

カルペンティエル
「失われた足跡」しか読んでないけど、そこそこおもしろかった。

インファンテ
「亡き王子のためのハバーナ」しか読んでないけど、おもしろかった。

アレナス
「夜明け前のセレスティーノ」はちょっと衝撃だった。
それに比べると他の作品はいまいち突き抜けた感じがしない。


アストゥリアス
「グアテマラ伝説集」はおもしろいと思わなかったけど
「大統領閣下」は素晴らしい作品だと思う。


イザベル・アジェンデ
「精霊たちの家」は百年の孤独のパクリという批判も多いみたいだけど、
百年の孤独を10年以上前に読んだだけの自分はあまり気にならなかった。
比べて読んだら色々思うこともあるかもしれないけど、
「精霊たちの家」もこれはこれで名作だと思った。
他の作品はつまらなかった。


マリオ・バルガス=リョサ
ラテンアメリカ一の大作家だと思う。
何より文体が素晴らしい。
その最高峰にあるのが「ラ・カテドラルでの対話」だと思う。
他の傑作のほうが評価高いようだけど
個人的には「ラ・カテドラルでの対話」の
あの引き込まれていく混沌とした文体に勝るものはないと思う。


フエンテス
2,3冊読んだけど、おれにはおもしろくなかった。

ルルフォ
ラテンアメリカ文学に大きな影響を与えた
「ペドロ・パラモ」は実際傑作だと思う。
ある意味でとても美しい作品。
「燃える平原」はいまいちだった。




こんなところだろうか。
個人的なラテンアメリカ文学ベスト5は、

「夜のみだらな鳥」
「ラ・カテドラルでの対話」
「ペドロ・パラモ」
「族長の秋」
「夜明け前のセレスティーノ」

といったところ。
もちろんまだ読んでない作品もたくさんあるけれど、
図書館が仕入れてくれないことには読めない&
大田区でこんな古臭い本読んでるのおれ以外にいるのか?
という状況なので、これ以上読めそうもなくて纏めてみた。

さあこれから何を読めばいいのか。。。



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