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 関東平野を流れる利根川の堤防でキツネの巣穴が次々と見つかっている。過去10年で発見例はないが、今年は14カ所。大雨の際に堤防決壊につながりかねないとして、国土交通省は見つけるたびに埋め戻す。キツネとのいたちごっこが続いている。

 国交省によると、パトロール中の職員が6月14日、茨城県古河市で堤防外側ののり面に直径30~40センチの穴を三つ見つけた。奥行きは最長約6・7メートル。周りには獣の足跡が点々とあった。

 直径数センチのモグラの穴とは違い、国交省は獣を特定するため無人カメラを設置。3日目の夜、巣穴に戻るキツネを捉えた。利根川上流河川事務所の伊藤一十三副所長は「記録が残る10年でキツネの巣穴が見つかったのは初めて」と驚く。

 さらに7月上旬までに埼玉県熊…

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