慶大病院のミスで女児が脳に重い障害と提訴
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6年前、東京の慶応義塾大学病院で、心臓の手術を受けた当時生後3か月の女の子が、病院側のミスで脳に重い障害を負ったとして、両親らは21日、病院を管轄する大学に対し、およそ2億円の賠償を求める訴えを起こしました。
訴えを起こしたのは、群馬県太田市に住む高橋心音さん(5)と両親です。訴えによりますと、心音さんは先天性の心臓の病気で、生後3か月だった平成22年12月に東京・新宿区の慶応大学病院で手術を受けた際、容体が悪化したにもかかわらず、病院側が適切な措置を取らなかったために脳に重い障害を負ったとしています。
代理人によりますと、病院側からは事前にリスクの説明はなく、脳の障害の原因は分からないと説明されたということです。
両親らは病院を管轄する大学に対し、およそ2億円の賠償を求める訴えを東京地方裁判所に起こしました。
心音さんは5歳になった今も会話など意思の疎通ができず、自力で食事もとれない状態だということです。母親の亜希子さん(39)は「娘の未来がどうして奪われてしまったのか分からないまま、過ごしてきました。病院には真実を話してほしい」と話しています。慶応大学病院は「今の時点ではコメントできない」としています。
代理人によりますと、病院側からは事前にリスクの説明はなく、脳の障害の原因は分からないと説明されたということです。
両親らは病院を管轄する大学に対し、およそ2億円の賠償を求める訴えを東京地方裁判所に起こしました。
心音さんは5歳になった今も会話など意思の疎通ができず、自力で食事もとれない状態だということです。母親の亜希子さん(39)は「娘の未来がどうして奪われてしまったのか分からないまま、過ごしてきました。病院には真実を話してほしい」と話しています。慶応大学病院は「今の時点ではコメントできない」としています。