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【プロ野球】

西岡、アキレス腱断裂で今季絶望 阪神悲劇の3連敗

2016年7月21日 紙面から

2回阪神2死三塁、左に同点適時打を放ち駆け出すも、一塁手前で転倒する阪神・西岡=甲子園で(高部洋祐撮影)

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◇巨人6−2阪神

 ショッキングな光景だった。一塁ベース手前で阪神・西岡が倒れ込んだ。うつぶせのまま微動だにしない。自身を襲った大けがを悟ったのか、懸命に歯を食いしばり、涙を流しているようにも見えた。

 悲劇は1点を追う2回に訪れた。2死三塁の好機で打席に立つと、先発・田口の122キロ変化球を左翼線へ。値千金の一打で同点とした直後だった。

 担架で退場し、車いすに乗せられた西岡は、無言でクラブハウスへ引き揚げた。球場を後にすると、尼崎市内の病院へ直行。検査を受けた結果「左脚のアキレス腱(けん)断裂」と診断された。この日は自宅に戻り、21日にも精密検査を行う予定だが今季中の復帰は絶望だ。

 背番号7を欠いた打線は5回途中に田口をマウンドから降ろしたものの、6〜8回は1人の走者も出塁できず、3イニング連続の三者凡退。9回1死から、代打狩野のソロで追加点を挙げるのがやっとだった。後半戦まさかの3連敗スタート。借金は今季ワースト13に膨れ上がるとともに、甲子園での連敗は7へ伸びた。

 

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