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【プロ野球】

大谷V弾、自己新11号 ハム3連勝で今季最多の貯金20

2016年7月21日 紙面から

一塁を回りガッツポーズする大谷(中本翔撮影)=帯広で

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◇日本ハム9−3楽天

 日本ハムが3連勝で貯金を今季最多の20とした。2−3の5回に中田の適時打で追い付き、続く大谷が4年目で自己最多の11号となる3ランで勝ち越した。楽天は攻守にミスが相次いだ。

    ◇

 5回。同点に追いつき、なおも2死一、三塁。5番・大谷が内角直球に鋭く反応した。右腕をコンパクトにたたんで振り抜いた打球が右中間席へ飛び込むと、右手を突き上げ派手にガッツポーズした。「打った瞬間、いってくれと思ってました」。祈りが通じた決勝弾を無邪気に喜んだ。

 チーム85試合目で、2014年の10本塁打をあっさり更新する自己最多の11号。変化球を待ちながらも内角球に鋭く反応した一撃だった。「読みは外れたんですけど。狙いが外れたときにしっかり対応することが大事」と技ありを強調した。

 地方球場は力を引き出してくれる。プロ入り後、投手としては地方で5試合に先発し4勝無敗と相性抜群。今季は打者としても絶対的な自信を持つ。

 「地方は風も分からないですし、感じもマチマチなんですけどね」と言うが、今季4試合に出場し16打数6安打8打点、2本塁打。この日は年に1度の帯広開催で、平日の昼間ながらスタンドは1万2294人でぎっしり。「これだけ集まってもらえて力になります」と、地元ファンの声援に感謝した。

 アーチ量産ペースを「(今年は)単純にヒットになる確率が高いので、その分ホームランになるチャンスが多い」と分析する。この冷静さ、余裕こそが、20本塁打到達の期待を抱かせる最大の要因だ。 (水足丈夫)

 

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