Pokémon GOのサーバの可用性は? レイテンシは? Datadogが「Pokémon GO status」を勝手に公開中

2016年7月21日

話題のPokémon GO、もうすぐ日本でも開始されると報道されていますが、ITエンジニアとしては膨大なユーザーからのアクセスに対応するサーバの運用状況も気になってしまうことでしょう。バックエンドにはGoogleのクラウドを利用しているとも言われています。

システムの運用監視ツールとサービスを提供する米Datadogが公開した「Pokémon GO status」によると、この2日間で2回ほどサービスの中断が発生し、同時にレイテンシも大きくなった事象が起きていたようです。

ただしこのステータス表示は任天堂やNianticによる正式なサービスではもちろんありません。Datadogが自社のツールを使って実現した、勝手にやっているサービスです。

fig 「Pokémon GO status」の画面。ただし一部の画像は自主的にモザイクをかけました:-)

Datadogのブログ「Monitoring Pokémon GO service status: Datadog catches it all」によると、その仕組みは次のようなもの。

Server availability is based on HTTP checks against a Niantic data endpoint. These also calculate latency. Then in order to measure login availability, both with Google and Pokémon Trainer Club accounts, we log in to Pokémon GO every 30 seconds, using this handmade API behind the scenes. We have servers in Europe and in the U.S., so we monitor both regions.

サーバのアベイラビリティはNianticのデータエンドポイントに対して(同社のサービスである)HTTP checksで計測し、同時にレイテンシも計算している。

そしてログインのアベイラビリティの計測には、GoogleとPokémon Trainer Clubの両方のアカウントを用いて、手製のAPIを作って30秒ごとにログインして計測している。欧州と米国の両方にサーバーがあり、その両方のリージョンを計測している。

日本でサービスが開始されて、アジアリージョンのサーバが使われた場合に、計測対象に加えてくれるでしょうか。

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タグ : クラウド , システム運用



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